内容説明
本書は、明治時代から今日にいたる、いわば近・現代作家が描いた阿倍晴明・陰陽師に関する文学作品を一書としたものである。
著者等紹介
志村有弘［シムラクニヒロ］
安倍晴明など謎の人物、怪奇・怨霊など闇の世界に関心を持つ。相模女子大学教授・二松学舎大学、同大学院講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竜王五代の人
2
陰陽師安倍晴明とその父保名・母葛の葉など、関連の人々のアンソロジー。玉石混淆、むしろ石の方が多い感あり。飛び抜けて長い「艶筆 葛の葉物語」がお色気描写はともかく状況に流されてすぐ数年経っちゃう保名主役というのがなんとも。水澤龍樹のエログロものを２本収録しているのも、なんというか本の幅広さを増しているのは間違いない。／少女フェチな谷崎は谷崎。2025/08/03
