内容説明
命を賭して戦った武士たちの真に迫る言葉の数々。名だたる武将の逸話約七〇〇を収録した『常山紀談』を読みやすい現代語にし、注を付した。小説や映画、大河ドラマで描かれ、よく知られた戦国ドラマやエピソード満載。
目次
『常山紀談』巻一(長尾景虎、越後を治める;輝虎、平曲を聴いて泣く佐野天徳寺も平曲を聴いて泣く ほか)
『常山紀談』巻二(徳川家康、若い時分から軍略の才能を発揮する;大久保新八郎忠俊の逸話 ほか)
『常山紀談』巻三(中島元行の伏兵戦法;石川数正の名誉 ほか)
『常山紀談』巻四(山崎長門守と詫美越前守の討死;中川重秀、和田惟政を討ち取る ほか)
『常山紀談』巻五(武田勝頼の首;羽柴秀吉、勝頼の滅亡を惜しむ ほか)
『常山紀談』巻六(堀秀政、宝寺の山の上に陣を敷き勝利する;森寺政右衛門、武名をあげる ほか)
『常山紀談』巻七(能登末森城の合戦;前田利家、鳥越城を攻める ほか)
著者等紹介
大津雄一[オオツユウイチ]
1954年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。現在、早稲田大学教育・総合科学学術院教授。博士(文学)。日本中世文学専攻。軍記全般を研究対象とする
田口寛[タグチヒロシ]
1977年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。現在、宮内庁書陵部非常勤職員。日本中世文学専攻。特に、室町・戦国時代の軍記を中心に研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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