内容説明
絶大な人気を誇る江戸川乱歩に切り込む格好のブックガイド。「総論」「架空対談」「随筆・日記」「乱歩と関連人物」「名作案内」など様々な切り口で、愉しくも妖しい乱歩の迷宮に誘う。「年譜」「主要参考文献目録」など資料も充実。
目次
総論
架空対談
随筆・日記
乱歩と関連人物
名作案内
資料
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
子音はC 母音はA
4
寄稿者が非常に多く一貫した乱歩像の構築は為されていないが、曼荼羅のような構成で多岐に渡る項目で全体像を浮かび上がらせようとしている。巻末に作品のあらすじを載せることには眉を潜める人もいるかもしれんが僕として有り難い。索引として使えそう。2014/08/18
しぐれ
2
メモ 二十面相関連本出版あれこれ2013/12/08
Genei-John
0
中島河太郎の『江戸川乱歩 評論と研究』のようなものを期待していたら、残念ながら初心者向けだった。架空対談は気恥ずかしい。2013/01/27
はいじ
0
分かりやすく書かれているので、手軽に乱歩のことを知ることができるのではないだろうか。著者の志村氏と乱歩の架空対談が非常に面白かった。死んでしまった偉大なる作家たちは黄泉の国でも小説を書き続けているのだろうか…。志村氏の台詞の中に「私の注目している新進気鋭のミステリー作家」として三津田信三が登場していたのがファンとしては嬉しかった。2011/01/16