出版社内容情報
『古事記の起源』(中公新書)の著者が、中国少数民族の豊富な調査データをもとに、日本の「古代の古代」を推測し、現代日本をよみとく。
内容説明
海幸山幸神話から憲法九条問題の深層が見える。憲法九条は“負を語る”神話なのか?革新勢力はなぜ政権をとれないのか?「起源の古代」から現代日本の本質を抉り出す。
目次
第1部(“負を語る神話”モデルから見た海幸山幸神話;九条と“負を語る神話” ほか)
第2部(『古事記の起源』の執筆意図;古代文学研究の前提が変わりつつある ほか)
第3部(二〇〇六年四月~九月アジア滞在記;アジアから帰国して ほか)
第4部(浮浪する人々;演劇―異界と日常界を往還する ほか)
起源の古代から現代をよむ―おわりに
著者等紹介
工藤隆[クドウタカシ]
1942年栃木県生まれ。東京大学経済学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科(演劇専修)前期課程修了、同博士課程単位取得退学。大東文化大学文学部日本文学科教員(日本古代文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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