ソクラテスになった猫

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  • サイズ B6判/ページ数 196p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784585053354
  • NDC分類 645.6
  • Cコード C0095

内容説明

優雅に、そして自由にくつろぎ、軽やかに歩く猫たち。彼らはいつも自分の場所で自分を生きる。だから、猫は不幸せにならないのだ。左近司教授と41匹の同居猫が悩み多き貴方に教える、本当の自分が見つかる哲学。

目次

第1章 優雅な猫vs.哲学者
第2章 猫同士の共同体
第3章 猫と人との共同体
第4章 猫から考える「共同体」
第5章 猫から考える時間と欲望

著者等紹介

左近司祥子[サコンジサチコ]
学習院大学哲学科教授。1938年、東京生まれ。1961年、東京大学文学部哲学科卒業、1966年、東京大学人文科学研究科哲学専攻博士課程満期退学。1972年4月、学習院大学文学部哲学科助教授に着任、1978年4月より現職、今に至る。主に、古代ギリシャのプラトン関係の哲学を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アナーキー靴下

12
左近司先生による哲学+猫のエッセイ。あちこちの連載を寄せ集めてまとめた感があり、本自体にテーマは感じられないものの、著者の人となりが多角的に味わえる内容。シニカルなユーモアセンスは女性版カレル・チャペックのようである(チャペックに比べると直球過ぎるが)。猫のご飯当番を他人にお願いしたときの話などはまさに「園芸家12カ月」の話と重なる。哲学要素は薄いものの、猫が神であることは哲学的に理解できた。ちなみに、猫好きゆえについ猫を連れ帰ってしまい、猫41匹に至るような方の猫話は、まったりとかほっこりとは異質。2020/09/01

sakana

0
装丁が可愛くて、つい・・。エッセイみたいで気軽に読めます。猫が好きな人にはおすすめかもです。

雅人

0
愛猫家の哲学者による本作は、ギリシャ哲学を基盤にはしているが、飼い猫の様態を詳細に綴ったエッセイのようであり、すらすら読めた。アインジヒトやインサイトが念頭にあったため多少拍子抜けであった。2013/08/08

RASCAL

0
先月読んだ「翔太と猫のインサイトの夏休み」がとっても難解な哲学書だったので、これも構えて読み始めたのですが、こっちはシンプルに猫好きな哲学者の猫の話でした。 ガンダムの経営学とか、ワンピースの社会学とか、そういう感じ?2012/09/03

Ichiro Toda

0
生まれながらにしてポリティコスな動物である人間ときままで群居しない猫。このきままな猫の哲学、また猫の生態を例として哲学について考えてみるといった本。と書いてみるといかにも難解そうだが、ほぼ全編にわたって著者の飼っている猫のお話しが哲学と絡めて展開されるのが堅苦しさはない。猫好きのための哲学の本、または哲学好きの猫の本。2012/07/20

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