医学の根っこ―日沼頼夫対談集

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  • サイズ B6判/ページ数 356p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784585050759
  • NDC分類 490.4
  • Cコード C1040

内容説明

基礎医学者10人との対話。時代の最先端を歩みつづける科学者による学問の貴重な証言と記録である。と同時に、今日の、そして明日の医学・医療のありかたへの厳しい警鐘とともに、そのあるべき道筋を指し示す提言と展望とが語られる。ここには、学問にたいする限りない情熱と探求心とが十全に吐露、開陳されており、人間性ゆたかな科学者の真摯にして高邁な精神の世界が広がっている。

目次

解剖学(藤田恒夫)
生理学・薬理学(江橋節郎)
臨床検査、輸血(大河内一雄)
細菌学(竹田美文)
ウイルス学(石田名香雄)
病理学(松本圭史)
医化学・生化学(早石修)
寄生虫学(多田功)
法医学(塩野寛)
衛生学(菅原和夫)

著者等紹介

日沼頼夫[ヒヌマヨリオ]
1925(大正14)年、秋田県に生まれる。東北大学医学部卒業。東北大学教授、熊本大学教授を経て京都大学ウイルス研究所教授、同所長。1988年、退官とともに塩野義製薬(株)医科学研究所長、副社長を歴任。京都大学名誉教授、熊本大学名誉教授、東北大学名誉教授

藤田恒夫[フジタツネオ]
新潟大学医学部解剖学教授。1929年、東京生まれ。1954年、東京大学医学部卒業。1959年、東京大学生物系大学院修了。岡山大学医学部助教授を経て1968年より現職

江橋節郎[エバシセツロウ]
岡崎国立共同研究機構機構長。東京大学名誉教授、日本学士院会員。1922年、東京都生まれ。1944年、東京帝国大学医学部卒業。東京大学医学部教授、東京大学理学部教授(併任)、岡崎国立共同研究機構・生理学研究所教授、同所長を経て現職

大河内一雄[オオコウチカズオ]
九州大学名誉教授。1928年千葉県生まれ。1953年、東京大学医学部卒業。東京大学附属病院輸血部講師、九州大学附属病院検査部教授を経て1992年に退官

竹田美文[タケダヨシフミ]
京都大学医学部微生物学教授。1935年、徳島県生まれ。1960年、大阪大学医学部卒業。東京大学医科学研究所教授、京都大学医学部教授、国立国際医療センター研究所所長、国立感染症研究所所長を経て2001年より実践女子大学生活科学部教授
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