内容説明
洗練された美意識、その根底にながれるきよらかな悲しみと深いあわれみの情。それは日本文学の本質的特徴であり、日本人の心性に通じている。そのみなもとを『万葉集』に、さらに中国の『文選』『玉台新詠』にもとめ、限りなく美の創造にかられた精神と、詩にうたわれたただならぬ人生をうきぼりにする。
目次
第1章 聖徳太子の悲傷
第2章 額田王と霍公鳥
第3章 柿本人麻呂と時の流れ
第4章 山部赤人の孤愁
第5章 大伴旅人の遊びの道
第6章 大伴家持の庭の世界
洗練された美意識、その根底にながれるきよらかな悲しみと深いあわれみの情。それは日本文学の本質的特徴であり、日本人の心性に通じている。そのみなもとを『万葉集』に、さらに中国の『文選』『玉台新詠』にもとめ、限りなく美の創造にかられた精神と、詩にうたわれたただならぬ人生をうきぼりにする。
第1章 聖徳太子の悲傷
第2章 額田王と霍公鳥
第3章 柿本人麻呂と時の流れ
第4章 山部赤人の孤愁
第5章 大伴旅人の遊びの道
第6章 大伴家持の庭の世界