内容説明
三島とその時代、相互の影響・関係など作品に写し出された時代の姿を検証。
目次
学習院・『文芸文化』―三島由紀夫、戦争、そして占領の下で
移りゆく時代の表現―『鏡子の家』論
私見・三島由紀夫と戦後歌舞伎の周辺―挿話と書簡とを含む半回想
昭和の時代―伝統文化の防衛と楯の会
三島由紀夫、その影と響き―評価・受容史のためのスケッチ
三島由紀夫の帰郷―蓮田善明と林房雄をめぐって
三島由紀夫と川端康成
三島由紀夫の内と外の批評家たち―鉢の木会をめぐって
ドナルド・キーン宛「三島書簡」を解読する〔ほか〕
著者等紹介
松本徹[マツモトトオル]
武蔵野女子大学教授。著書に『三島由紀夫論』、『徳田秋声』、『奇蹟への回路』、『袈裟の首』など、編著に『年表作家読本三島由紀夫』がある
佐藤秀明[サトウヒデアキ]
椙山女学園大学教授。専門は日本近代文学。著書に『日本文学研究資料新集・三島由紀夫』(編著、有精堂)、『三島由紀夫事典』(共編著、勉誠出版)など
井上隆史[イノウエタカシ]
白百合女子大学助教授。専門は日本近代文学。著書に『詩う作家たち』(共著)、『日本文学研究論文集成三島由紀夫』(共著)、『フロイト&ラカン事典』(共訳)などがある
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