内容説明
東アジア文化交流のなかで儒教・道教・仏教などを重層的に受容し、独自の展開をなした古代日本の宗教・信仰を考古学資料、文献史料、朝鮮・中国史料を博捜し、考究。古代社会の社会構造の特質を明らかにする。
目次
神奈備と三諸に関する歴史地理学的考察
大王権と葛城氏族勢力
諸紀の天皇に対する「祖先伝承」という視点
『日本書紀』に登場しない百済二王―〓(ひ)有王・武王をめぐって
天皇の大寺考
『日本書紀』における「天命」について―「ことよさし」との関連から
八色の姓制定の歴史的意義
仲哀天皇紀の構成
百済王氏と藤原仲麻呂―大阪市天王寺区細工谷遺跡出土銭貨に関連して
笠置寺の創建と弥勒磨崖仏
『列仙伝』の仙人について
寛印と丹後の迎講
著者等紹介
松倉文比古[マツクラフミヒコ]
龍谷大学教授、日本古代史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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