出版社内容情報
必読論文を大胆にピックアップした論文集の第2巻。全3巻予定。「研究史の総括と展望」と収載する論文ごとの「解説」を附し、これまでの研究成果を整理し、今後の新たな展望を得ることを目指す。
内容説明
「本文」と「言葉」、二つの基礎領域を再検討し、『源氏物語』研究に新たな展望を示す。
目次
総説 「本文」と「言葉」をつなぐもの
第1部 本文史学の展開(河海抄の系統について;本のゆくへ;源氏物語諸本の研究;源氏物語絵巻詞書本文の基礎的考察;諸本分類の規準 ほか)
第2部 言葉をめぐる精査(物語の文体;敬語の文学的考察―源氏物語の本性(その二)
源氏物語の内話
源氏物語の表現構造としての敬語法―場面空間・表現空間の造型性
注釈についての二三の提言 ほか)
著者等紹介
今西祐一郎[イマニシユウイチロウ]
京都大学文学部卒業。博士(文学)。九州大学文学部教授
室伏信助[ムロフシシンスケ]
國學院大學大学院修了。文学博士。跡見学園女子大学名誉教授
上原作和[ウエハラサクカズ]
大東文化大学大学院単位取得退学。博士(文学)‐名古屋大学。青山学院女子短期大学講師
陣野英則[ジンノヒデノリ]
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。早稲田大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。