内容説明
本巻には(一)催馬楽新注の「まつちやま」を初め、(二)風俗歌「なりたかし」、(三)神楽歌注「まさきづら」を軸とする古代歌謡と大秀翁の関心を引いた歌合歌(冷泉家両度歌合・文明歌合・堀河院艶書合)などの他、師である本居宣長の旅に随伴した時に師が詠まれた詠歌や賀茂真淵の門下生であった橘千蔭の随筆三編を含む「きみのめぐみ」や、和漢朗詠の天保版ともいえる「松涛観十二勝」を収めた。
目次
まつちやま
なりたかし
まさきつら(末佐支豆良)
冷泉家両度歌合
百首当座、さくらの花
桜山八幡宮、奉納哥
文明歌合
堀河院艶書合
松涛観十二勝之詩
きみのめくみ
鴨川集
桂園雑筆
叢桂園寿賀記
きゝのまにま
寄花懐旧
自讃歌
檜山先生にとひ奉る
著者等紹介
中田武司[ナカダタケシ]
昭和34年国学院大学文学研究科修士課程修了。47年武田祐吉博士記念賞受賞。48年文学博士。現在、専修大学名誉教授
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