内容説明
生誕100年を迎え、新たに読み替えられる川端康成の人と文学の全体像を再構築する。
目次
追跡のイリュージョン―「みづうみ」論
『東京の人』の先見性―戦後家族史のなかで
「ある人の生のなかに」論
「女であること」論―作品世界の諸相
「弓浦市」論―“読みの共振運動論”の試み
仮面劇がきざむ産児―『眠れる美女』論
『美しさと哀しみと』論―「語られる」女性像
『古都』論―隠された風景
「片腕」論―母胎回帰幻想の物語として
「たんぽぽ」について
『美しい日本の私―その序説』の構図
「竹の声桃の花」―川端を読む
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