立松和平全小説〈第29巻〉道の人1

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  • サイズ A5判/ページ数 345p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784585012979
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0393

内容説明

只管打坐。悟りの先に、まだ悟りがある―。曹洞宗の開祖・道元。道を求め続けた不屈の生涯をたどり、その「悟り」に迫る大長編。仏教に目を開く神童時代から、正師を求めて日本、そして中国を歩き続ける青年期まで、若き日の熱い魂を描く上巻。

著者等紹介

立松和平[タテマツワヘイ]
作家。1947年栃木県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。在学中に「自転車」で早稲田文学新人賞。80年『遠雷』で野間文芸新人賞、93年『卵洗い』で坪田譲治文学賞、97年『毒―風聞・田中正造』で毎日出版文化賞、02年『道元の月』で第31回大谷竹次郎賞、07年『道元禅師』で第35回泉鏡花文学賞、第5回親鸞賞を受賞。『日光』(勉誠出版)、『寒紅の色』(北國新聞社)、『晩年』(人文書院)など多くの著書がある。2010年2月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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マウンテンゴリラ

1
仏教に興味を持つが、理解が浅い上に全面的に帰依する訳でもない私のような読者にとって、生半可な人物伝でもなく、道元が伝えようとした仏教がどのようなもので、何故に人間として必要な信仰あるいは思想であるかを正面から提起してくれているような気がした。道元は、歴史に残る思想家の一人ではあるが、仏教関係者や研究者、思想家といったプロ以外のいわゆる一般庶民にとって、これほど遠い人物もいないのではないかと思える。昨今の禅ブームは、あまりにも薄っぺらな現代の大衆的思想に対する憂いや閉塞感を打開しようとする意思の現れ→(2)2016/02/19

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