早坂暁コレクション
華日記―昭和生け花戦国史

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  • サイズ B6判/ページ数 431p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784585011910
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0390

内容説明

勅使河原蒼風、小原豊雲、安達潮花、そして孤高の天才・中川幸夫…。戦後の復興のなかで、家元を頂点として巨大な権力構造を形成し、熾烈な争いを繰り広げた華道界。美しき花の背後にうごめく人間の欲望と野心を描ききった長編小説。

著者等紹介

早坂暁[ハヤサカアキラ]
1929年、愛媛県松山市生まれ。作家。本名、富田祥資。日本大学芸術学部演劇科卒業後、業界紙編集長、出版事業に従事しながらテレビシナリオを書き始める。以後、小説、映画シナリオ、戯曲、舞台演出、ドキュメンタリー製作を手がける。新田次郎文学賞、講談社エッセイ賞、放送文化基金賞、芸術選奨文部大臣賞、紫綬褒章、芸術祭大賞、モンテカルロ国際テレビ祭脚本賞、放送文化賞ほか受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kawa

41
個人的には、全く不案内な生け花界の昭和のドラマを堪能。中でも、家元制度に反抗して苦闘した中川幸夫氏の孤高な生き方が印象的。前衛生け花なる作品にも触れて見たい。(NHKラジオ「朗読の時間」にて聴取)2019/01/20

kawa

24
(再読)NHKラジオ「朗読」再放送、らじる★らじる「聞き逃し」全25回。深夜に何度も寝落ちしながらも、最後まで聴取できたのは、キャラ立つ登場人物のお陰か?知らなかった戦後の華道界の歴史、これも優れたひとつの昭和史ということだろう。2020/07/28

イリエ

21
あがる記録物語です(『白い巨塔』を華道界でやってる、みたいな)。ハクサイを活けたり、カーネーションが血を流したり…驚きました。 NHKラジオ「朗読の時間」で聞き、図書館で本をかりました。朗読で省略された箇所に納得したり、首を傾けたり。早坂暁氏が脚本家だからでしょうか。TVドラマのように視点がコロコロ変わります…。朗読で聞くと、絵が見えないので、今、誰? となってしまうことも。書籍は、基本日記で、対談のシーンがあったり、全体を掴みやすいです。2020/08/01

Mana

6
NHKラジオの朗読コーナーで知った。とても面白かった。戦後の生け花の勢力争い。そもそも生け花が全ての流派の祖が池坊ということも知らなかった。私の習ってる安達流もまあまあ大きい扱いで出てきてちょっと嬉しい。草月流のビッグ感は納得だけど、小原流も結構やり手。草月流の二代目になって早世した娘さんのことは知らなかった。家元と妻業の両立で体を壊した印象。2020/07/12

azuno

4
実は読んで無くて、NHKラジオ正月の朗読特集(述べ 6時間)の録音を聞き終えたので記録。凄い世界があるもんだなあ。主人公の一人、中川幸夫の生き様が壮絶。2019/02/28

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