内容説明
江戸からエゾまで股にかけ、早く生まれすぎた自由人たちが時代を駆ける。印象的なキャラクター、奇想天外なストーリー、そしてゴミ問題、受験地獄、公害など、社会への風刺をきかせた不思議な構成。時を超えて新鮮な名作時代劇、第二弾。
著者等紹介
早坂暁[ハヤサカアキラ]
1929年、愛媛県松山市生まれ。作家。本名、富田祥資。日本大学芸術学部演劇科卒業後、業界紙編集長、出版事業に従事しながらテレビシナリオを書き始める。以後、小説、映画シナリオ、戯曲、舞台演出、ドキュメンタリー製作を手がける。新田次郎文学賞、講談社エッセイ賞、放送文化基金賞、芸術選奨文部大臣賞、紫綬褒章、芸術祭大賞、モンテカルロ国際テレビ祭脚本賞、放送文化賞ほか受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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辺野錠
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舞台が北海道にも及んでアイヌの話が描かれたり当時の流行歌が出てきたり受験や公害等いろんなものを風刺したりとぶっ飛んだ時代劇という印象。財津一郎に例のギャグを言わせたりハチのムサシを作詞した人に同名の役を演じさせたりとキャスティング面でも遊んでる。痛快な物語なのかと思ったら苦い結末もあったのが印象に残った。2015/01/02
Masaki Maruyama
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放映時、流行や話題、時事問題をすぐに取り込むドラマだったのは印象に残っているけれど、「ハチのムサシは死んだのさ」を取り入れた回がどんな話だったのかは全然覚えていなかった。逆に「この話の元ネタは何だったのか」がわからない回もある。読むほどに、放映時にせめて高校生ぐらいだったら何を風刺しているのかよくわかったろうにと思う反面、小学生だったから強烈な記憶としてとどまったのかもしれない。2020/08/15
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