出版社内容情報
世の中が騒々しくなってきた時代に、自分の人生を幸せに生きるとはどういうことか? 孤独と自由が人生を変える。作家森博嗣が日常を観察し、思考した極上のエッセィ。「書くこと・作ること・生きること」の本質を綴り、不可解な時代を生き抜くための智恵を指南。文庫新版。
【目次】
第1回 やかましい世の中でも静かに生きたい
静かな日常の具体例
いつの間にかやかましい世の中になった
矛盾を抱えて生きる
第2回 一人で楽しんでいることいろいろ
ドライブが好き
読書は趣味というよりは日常
ゲームはしなくなった
仕事をきかれたら「無職です」と答える
第3回 もう充分に生きただろう
今はロスタイムだと認識している
欲しいものはもうほとんどない
ガラクタに囲まれて暮らしている
犬が家族
第4回 のどかさにかまけて
忙しさの本質について
仕事って、本当に忙しいのか?
自由というのは、本質的に忙しいものだ
第5回 五月が一番夏らしい季節
常夏の国というのは何が良い?
生きていることが無駄である
誰とも戦わない贅沢
第6回 思いどおりになる楽しさ
毎日、楽しいことばかりで大変
予測が当たる楽しさ
小さな喜びを感じるためには?
無邪気ではないから美しい?
第7回 単なる移動による幻想
スキャナとプリンタを買った
部屋の整理をする理由
整理をしても価値の増減はない
第8回 インプット過多の社会
漫画だって読みますよ
アウトプットをさせない現代
なにもかもがキットやパックになった
第9回 こんなふうに生きようと考えたことはない
影響を受けたものを語りたがる人たち
現在抱えている問題を語る人は少ない
この人の生き方に感銘を受けた、という経験はない
第10回 ジェネラルからスペシャルへのシフト
ジェネラルなものが衰退する?
みんなと同じが良いという価値観
これからのコミュニケーション
蛇足
第11回 どうでも良い話をしなくては
何色が好きか問題
綺麗とか美しいとか意識とかも
どうでも良い人間だから
第12回 とにかく頭を下げる文化について
あなたを責めているのではない
謝ることが問題解決だという勘違い
機嫌を取ることだけに神経をすり減らす人たち
第13回 マスクとワクチンはどちらでも良い
マスク問題はどちらでも良い
ワクチン問題もどちらでも良い
大勢に訴えようとする理由は?
人に会わない、人と直接話をしない
第14回 中古品と仕掛け品の人生
材料と部品を工面し工夫する
ジャンクに目を輝かせる少年
ネットオー
内容説明
働くことは「偉い」のか?発想を転換すれば人生が変わる!
目次
やかましい世の中でも静かに生きたい
一人で楽しんでいることいろいろ
もう充分に生きただろう
のどかさにかまけて
五月が一番夏らしい季節
思いどおりになる楽しさ
単なる移動による幻想
インプット過多の社会
こんなふうに生きようと考えたことはない
ジェネラルからスペシャルへのシフト
どうでも良い話をしなくては
とにかく頭を下げる文化について
マスクとワクチンはどちらでも良い
中古品と仕掛け品の人生
完成したとき味わえるものとは
思い出って、作るものなの?
言葉を覚えて知ったつもりになる
「人間が描けている」という幻想
「科学的に確かめられた」とは?
褒めるか、叱るか、それが問題なの?〔ほか〕
著者等紹介
森博嗣[モリヒロシ]
1957年愛知県生まれ。工学博士。某国立大学工学部建築学科で研究をするかたわら、1996年に『すべてがFになる』で第1回「メフィスト賞」を受賞し、衝撃の作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。