内容説明
大ヒット“地名の由来を歩く”シリーズの東京・江戸編。東京の70カ所を著者自らが歩きに歩き、地名の由来の謎を解く。「坂」「橋」「水」「大名屋敷」「江戸」「寺院」「戦い」「近代」をキーワードに浮かび上がる歴史の街、東京・江戸の知られざる魅力が満載!!各項に地図と写真を盛り込み、周辺のお勧めスポットや見どころも紹介。
目次
第1章 坂のある町 東京
第2章 東京の橋を訪ねて
第3章 水にちなんだ東京の地名
第4章 大名屋敷は今
第5章 江戸の歴史を歩く
第6章 江戸情緒を訪ねる
第7章 訪ねてみたい寺院など
第8章 戦いにちなんだ地名
第9章 東京の近代を往く
著者等紹介
谷川彰英[タニカワアキヒデ]
1945年長野県生まれ。ノンフィクション作家。東京教育大学(現・筑波大学)、同大学院博士課程修了。柳田国男研究で博士(教育学)の学位を取得。筑波大学教授、理事・副学長を歴任するも、退職と同時にノンフィクション作家に転身し、第二の人生を歩む。筑波大学名誉教授。日本地名研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saga
35
似たような江戸の痕跡を解説する本を何冊か読んだが、本書は史跡・地名を実地に歩き、過去を浅く探る歴史ビギナー向けで、現在遺されている場所を訪ねて楽しめる原寸大の解説書だった。日本橋の上に覆いかぶさる首都高を「残酷な景観」と表現しており、確かにそのとおりだと思う。最も印象的な一節は「文化というものは一度破壊すると取り戻せない。地名もその一つである。」だ。2015/02/15
Char
3
これは良書!特に歴史好きで、今東京に住んでいる人にはたまらない内容です。各名所ごとに4ページでその歴史や意外な生い立ちなどを紹介してくれており、ただの地名だったものがいきいきとその歴史を主張してくるようです。写真は必要最小限で、想像力を掻き立てられるのもまた趣があって良いもんです。なんとかタウンとか、ホニャララヒルズとか新しい建物に行っても、入ってるテナントがあんまり変わらんから他と一緒やん、と思っている人は温故知新として、本書を片手に散策されるのをオススメします笑。2014/12/26
へいがぁ
2
本書で取り上げられた地名のいくつかは由来も含めて知っていましたが、訪れたことのない場所もたくさんありましたので、休みの日にでも行ってみたくなりました。2014/11/09
ぼいど
0
面白いですねー。こーゆーの好きです♪ この本より前に京都版は出てるって書いてましたが(そのご好評につきって感じらしいw)日本各所のこーゆーのができると、旅とかするときにまた楽しみが増しそうな気がします。地名辞典みたいな固い感じじゃなくてね。 あぁあとこの方も首都高は……って方なんだなぁとw2014/11/14
ぷー
0
初心者向きでとてもわかりやすく書かれています。その割には色々と小話が程良いボリュームで掲載されており、飽きさせない書きぶりです。2021/05/30