内容説明
最も古い地名は、地形にもとづく自然地名だった。だが地名が発生してから現在まで、まったく変わることなく受け継がれているのは稀なケースで、ほとんどの地名が長い年月を経て転訛してきたものである。呼び方が変わったり、あて字が使われて文字が変わったりしている間に、まるで、似ても似つかない地名に変わってしまう例は多い。地名は変化をしながら人を騙すのである。住所に表示されている「文字」の意味をよく読むこと。そして、疑ってみるのも大事なことだ。
目次
古地図で土地の歴史をチェックする
川と関係深い地名には、やはり川の字がつく?
川とは関係ない地名に潜む川の正体は?
サンズイのつく地名はやはり水が好き?
水辺の動植物地名はやはり湿地帯?
田んぼは思った以上に地盤が弱い?
坂があれば谷がある!
港は海だけではない!河川にも船着場があった
青、赤、白、黒 色の地名もある?
滝の字が竹になる?地名は訛って変化するから恐い!
住所に一字でもこんな文字を見つけたら地名を疑ってみよう
安心、安全、夢、希望…幸せを呼ぶ地名
著者等紹介
青柳正樹[アオヤギマサキ]
1948年、新潟市生まれ。編集企画プロダクション・マガジンブックス代表。「週刊ポスト」(小学館)、「週刊平凡パンチ」(マガジンハウス)などを経て、週刊アサヒ芸能(徳間書店)、ムック、書籍制作と多岐に渡り活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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