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ワニ文庫
図解版 江戸三〇〇年「普通の武士」はこう生きた

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784584393109
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0121

内容説明

武士は格好のよい日本人の代名詞とされる。しかしながら―武士は立派だったとか、武士道は多くの武士によって実践されていたなどと、誤って語ることなかれ。現実の武士は、働きもしないのに威張り散らし、賄賂や役得などで利益を得ることに罪悪感を持たず、暇でやることがないわりには勉強もしない、「いざ鎌倉」の際には戦いに行くのに、その心がけも準備もしていないのが実態だった。本書は、時代小説や大河ドラマではめったにお目にかかれない、何の変哲もない平凡な武士の世界を紹介するものである。

目次

サムライは美しい
「普通の武士」、その偽らざる姿
時代によって武士も大変身
武士の教育水準は低かった
藩と大名をめぐる常識を疑う
武士道どころでなかった下級武士の悲惨
出世すると苦しくなる武士の懐具合
諸々の行事を大事にする武士の生活
サムライ・ファッションの美しさ
日本刀はなぜ神聖なのか
武士の立ち居振る舞いを見習うには
新渡戸「武士道」の外国人向け安直さ
サムライとは禅の心を体現した武人

著者等紹介

八幡和郎[ヤワタカズオ]
1951年、滋賀県大津市生まれ。東京大学法学部卒業後、フランスの国立行政学院(ENA)に留学。通商産業省大臣官房情報管理課長などを経て、現在、評論家、コメンテーター、徳島文理大学大学院教授。歴史から政治にいたる幅広いジャンルで、ユニークな分析を展開している

臼井喜法[ウスイヨシノリ]
1953年、兵庫県西脇市生まれ。花園大学文学部国文学科卒業。CDI研究員を経て、池坊短期大学教授。主な専門分野は伝統芸能と街づくり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

31
以前に読んだ『論語と算盤』で、武士道的な道徳観が見失われている旨の指摘(?)があった。おぉ、確かにと思いながらも、武士道ね……何となくイメージするものはあるけど、ちゃんとは分からないや。って事で、新渡戸稲造の『武士道』読んでみようかなと思ったのね。(単純σ(・∀・,,))。その筈が少し寄り道してしまった。 ああ、『武士道』は外国人に向けた、理想化された武士道なのねー。なる程。それを踏まえての倫理と道徳の『武士道』読んでみよう。ああ、そうしよう。良い寄り道だったよ。でも読むのは、いつになるかなー。2020/04/09

まめの助

7
★★★☆☆普通のお侍さんの実態を解説した本。参考例で出ているお話をほとんど知らなかったので、前半はあまり頭に入らず。武士の服装の変化や刀の解説は面白かった。鯉口に噛み合う金具を切羽と言い、ここの手入れが悪いと刀が抜けないことから「切羽詰まる」と。へぇ〜!2017/05/08

サクラ

4
時代小説を読むにあたり参考になるかなと読んでみました。 図解入りでなかなか目は楽しめましたが、文章が頭に入り辛い(ー ー;) よーく考えてみれば、町人は足袋を履いてたのかな?から始まった本探し。お侍さんは関係なかったw ただ、月代を剃るようになった理由や、一両は今のお金に換算すると幾らになるかの計算が面白かったです。2015/07/28

雨季

3
様々な史実、あるいは架空の「普通の武士」の生活などを用いて武士の実態を分かりやすく書いてくれていて非常に楽しめていただけに、最後の最後で「最近の若者は~」というありがちなまとめ方をされたのが残念と言えば残念。でも興味のある人が満足できるだけの情報量はあるかと。2012/02/04

treefolk

2
表題はまぁ、前半部分だけで後半は著者の願望憶測が強くて見解としては面白いけど資料としてちょっと…。杉浦日向子の著書と合わせるとより江戸時代が詳しく浮かび上がってきそう2013/09/29

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