ワニ文庫
浦島太郎は誰なのか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 275p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784584392508
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0121

内容説明

『古事記』中、唐突に登場する浦島子(うらのしまこ)こと浦島太郎。このお伽話の主人公こそ、古代史上もっとも不可解な怪人・武内宿禰であり、謎の女傑・神功皇后が、邪馬台国第二代女王・台与(トヨ)だったとしたら…。『日本書紀』編纂者たちが必死に糊塗しようとした真実はおのずと明らかになる。それは、二人による卑弥呼暗殺、邪馬台国の乗っ取り―。『記紀』『万葉集』をはじめ、『出雲国風土記』『旧事本紀』から、各地に残る社寺縁起、民間伝承まで周辺資料を縦横無尽に駆使し、気鋭の古代史家・関裕二が喝破する知的歴史エンターテインメント。

目次

第1章 もうひとつの邪馬台国(ヤマト建国の謎;『日本書紀』が秘す建国の真相 ほか)
第2章 浦島が握るヤマト建国秘史(浦島伝承はいつ生まれたのか;『丹後国風土記』が語る浦島伝説 ほか)
第3章 神功皇后の正体(神功皇后は卑弥呼か;『日本書紀』の記す神功皇后 ほか)
第4章 抹殺された卑弥呼(神功皇后(トヨ)の卑弥呼殺し
邪馬台国をめぐる三つの謎 ほか)
第5章 邪馬台からヤマトへ(神功皇后とトヨは同一人物か;王子が追ってきた童女の謎 ほか)

著者等紹介

関裕二[セキユウジ]
1959年千葉県柏市生まれ。歴史作家。仏教美術に魅せられ、日本古代史を研究。古代をテーマに精力的な執筆を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ちばっち

1
神話や縁起や伝説はSFみたいな話が多くてほんまかいなと思ってしまいますが、そういう所に真実の欠片が隠されているという事が分かりました。とても興味深かったです。日本書紀もキチンと読んでみたくなりました。2013/09/25

鐵太郎

0
「古事記」によると、神武天皇が九州から征東の道で、亀の甲に乗り、釣り竿を持った男が現れ、国津神(くにつがみ)と名乗り、神武天皇の先導を勤めたと言います。この男は日本書紀では珍彦(うずひこ)と呼ばれています。この姿は、どう見ても浦島太郎。いったいどういう意味があったのか。 ・・・相変わらず、説としては面白いですね、この方。でも話が広がりすぎて、納得するもなにも根拠がどうにもつながらない... こちらの読解力不足なのかな?(笑)トンデモ本といわれないといいよねぇ、これ。2007/12/12

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