内容説明
「表」の法では裁けない悪を人知れず始末する「裏」町奉行となった旗本三男坊の鎮目藤三郎。南町奉行の兄の叱責をかわしながら、道場で剣の腕を磨く中、仲間の十字剣の時蔵が道場破りに負けてしまう。相手は、藤三郎と同じ「一点流」を使う剣客で、大和高旗藩士。人を人とも思わない極悪非道の大名を成敗するため、上屋敷に忍び込む藤三郎たちだったが…。巨大な悪に立ち向かう裏町奉行の活躍が光る!書き下ろし痛快時代小説シリーズ第2弾。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。’87年『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。ミステリー、ホラー、幻想小説など幅広いジャンルで作品を発表するかたわら、俳句や翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はつばあば
32
大名と云えども躾のなされていない者は人に非ず。人を束ね、人を慈しむ心映えの無い者が大名とな。下につく者にとって厄災の一語。表奉行の兄者、情と心を胸に職務を全うしておくれ。出世だけを目指していては現世のサラリーマンと同じ。?サラリーマンのルーツは大昔から続いていたのだ・・。2015/08/15
カエル氏
1
時蔵、良い奴。色んなうなぎメニュー食べてみたい!2025/02/27
ちゅるふ
0
「ひつまぶし」のルーツがここに(^^;)!あと、乱切りそばにウナギをのせるのは食べてみたい。2012/09/03
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