内容説明
大目付坂神若狭守の息子・坂神姫治郎は、道中奉行でもある父からの依頼で隠密となり、上州・碓井峠で、盗賊たちの一味を成敗する。女と見まがう美貌と天性の剣技を活かし、盗賊の首領を捕縛するため、浪人に身をやつし長屋ぐらしを始める姫治郎。そんな折、大店の主人から娘の警護を依頼される。娘を狙う男の正体は、追い求めていた盗賊の幹部だった。罠にはまり、絶体絶命のピンチに陥る姫治郎を救ったのは意外にも…。書き下ろし痛快時代小説。
著者等紹介
大谷羊太郎[オオタニヨウタロウ]
1931年大阪府生まれ。慶應大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で江戸川乱歩賞を受賞。近年は時代小説を意欲的に発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kawaken1216
2
読みやすい。気付くと事件は解決している。(ぶっちゃけ、主人公の生い立ちの話が長い)善玉悪玉がハッキリしていて、謎も無いので展開が早かったなぁ…女装にハマっている場合か?とおもわず主人公にツッコミたくなる^^;)2013/08/10
しんのすけ
1
思ってたより面白い小説で、どんどん読み進めた。たまにはこんな本もいい。2024/06/07
ナオミン
0
微妙な内容だった。主人公が身分を隠し悪を退治していく話。もう少し迫力がほしかった。映画にすれば面白いかも2013/01/31
いえのぶ
0
大目付の息子が街道で起きる事件を追って碓氷峠に向かう。ひとつの事件を解決したが、その影にまた別の事件が、、。サスペンスでもなし、ミステリーでもなし、痛快ちゃんばら小説でもなし、ちょっと微妙。2012/07/30