内容説明
江戸の町に一割前後いる妖たち。ほとんどの人がこの世と表裏一体に妖の世界があることを薄々知ってはいるが、それが表にしゃしゃり出てくるといい顔をしない。妖に対する冤罪は日常茶飯事で、無実の罪で刑場の露と消えたものは数知れない。女掏り師の化け猫・お駒は、善良で無力な妖たちのために、お役に立てればと思い、「ものの怪よろずお助け処」を開設した。お駒は、恋仲でイケてる化け猫浪人・鏡四郎と今日も不幸な妖を救うべく八百八町の闇を駆けまわる―。
著者等紹介
松岡弘一[マツオカコウイチ]
1947年、埼玉県生まれ。各種の職業を経た後、1991年、黒豹小説賞、小説CLUB新人賞、新鷹会の池内祥三文学奨励賞を受賞してデビュー。1997年、日本文芸家クラブ短編賞を受賞。現在までにハードアクション、ミステリーや時代物など著書多数。痩身術と護身術、歌謡曲と化物の研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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