内容説明
深川の居酒屋「橋詰ちょうちん」に現れた田舎侍・橘孝太郎は愛嬌と豪快さで店の人気者になる。だが、数日後、橘は斬殺死体となって発見される。界隈で睨みをきかし、居酒屋の女将の後ろ盾ともなっている岡っ引の源蔵が調べると、橘は父親の敵を追って江戸に来たのだが、逆に返り討ちにあったらしい。悪辣な手口で橘を殺した敵の正体を掴んだ源蔵は、札差の用心棒・早瀬勘十郎とともに相手を追いつめていくが…。
著者等紹介
飯野笙子[イイノショウコ]
神奈川県生まれ。早稲田大学卒業後、編集者、ライターなどを経て作家デビュー。高校時代から歌舞伎、落語などに親しみ、江戸情緒を愛す。新しい女流時代小説の書き手として期待が大きい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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