内容説明
霊験あらたかな秋葉権現のお札を求めて、大川を本所へと渡る舟が転覆した。凍てつく川から女や子どもを救ったのは、御家人の次男坊三男坊、松之介・竹之丞・梅太郎の三人組だった。生家では厄介者扱いされ、無頼と怠惰の日々を送っていた彼らだが、今は「どんなことでもいい、世のため人のためになることを気が向いたらやっておくれ」という緋扇屋秀五郎の寮で気ままに暮らしている。「松竹梅」の爽やか三人組の活躍を描く痛快新シリーズ。
著者等紹介
本庄慧一郎[ホンジョウケイイチロウ]
本名・望田市郎。東京に生まれる。劇作家・小沢不二夫氏、三好十郎氏に師事。演劇(戯曲・演出)を学ぶ。その後、民間放送で番組の脚本や構成台本を執筆。また、コピーライターとしては日本民間放送連盟賞をはじめ、海外の賞など150以上を受賞する。1991年、小説家に転身。各小説誌に精力的に作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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