内容説明
ハードボイルド小説の第一人者が男の生き様について熱く語る。
目次
プロローグ 何故“男のあり方”にこだわりつづけるのか
1 未練を捨てきれなくてもふり向かないのが男のルールだ
2 妥協は卑怯だといわないけどゆずれない最後の一線だけは頑固であれ
3 恥をかくことを恐れるな恥が誇りとなる、そんな男の生き方もあるのだ
4 負けて流す屈辱の涙を知っているかライバルへの憎しみを忘れたら男は墜落する
5 有名になりたい、目立ちたいこいつがあるから燃えるんだ。男は永遠に精神乞食であ
6 友のために死ねといわれれば、ノン、と答えるしかない友情へのこだわりは男をダメにする
7 女を傷つけちゃいけない。傷は男が背負いこむものだそれが男のやさしさだ
8 恥骨の内側が女の急所だむきだしの尻にむけて撃ちまくれ、若いハンター達よ
9 黒い繁みの割れ目の中に突入するだけが、女遊びなら豚にだってできるよ
10 男のセックスは頭でするものだそれがわからない男は雄でしかない
11 苦労の仕方で男もダメになるタフガイといわれる男の労働には遊び心がある
12 金に勝つ奴、負ける奴男の値打ちは金とのつき合いで決まる
13 頭を股につっこんで、逆さまに世の中を見る「孤独」を恐れないで勇気としそういうものだ
14 俺は“男”にこだわる笑う奴はうす汚けた女の尻でもなめていりゃいい
15 気取り屋ボギーには及びもしないがダンディといわれる男のファッションには男の勾いがある
16 スペインの旅は面白い傷つき倒れ死んでいく戦士たちのロマンが俺を興奮させる
17 遊び心で人生を見つけるひとり旅にでれば憂き世も浮き世になってくる
18 数えきれないほど空撃ちをくり返し、命中させた標的それが俺の〈ハードボイルド〉だ