内容説明
いつなにが起こるかわからないし、なにが起こっても不思議ではないといわれる中東。灼熱の太陽が照りつけ、砂嵐が舞い、自然の猛威と戦いながら、来世の楽園を夢見つつ、アッラーの神に祈りを捧げるアラブ人。緊張が続くアラブでは、人はなにを考え、どんな生活をしているのか。富と貧困、動乱と野望のうずまくなかでしたたかに生きるアラブ人の原点に迫る。
目次
1章 気長で変わり身のはやいアラブ人―すべてはアッラーのおぼしめし
2章 太陽と石油と戦いの日々―天国と地獄―イスラムの運命観
3章 砂漠を金に変える知恵―情報網を駆使する国際情報商人
4章 ことわざで知るアラブのこころ―誇りをもたない頭は切り落とせ
5章 謎にみちた不思議なアラブ―なぜアラブ人は笑わないのか