内容説明
どうしてそんなに強いのか。「羽生キラー」だけが知っている「七冠王」の真実。
目次
1 羽生善治、七冠制覇の軌跡
2 羽生善治、勝負師と研究者の顔
3 羽生善治、将棋界をグチャグチャにす
4 羽生善治、その強さの本性見たり
5 羽生善治、天才少年から名人まで
6 羽生善治、ヒーローを生んだ将棋界
7 羽生善治、彼を倒すのは誰か
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rokoroko
8
1996年の本。この時羽生さんは20歳代。[このまま勝ち続けるのだろうか?]という懸念が感じられる。トップだった将棋の世界で有名な方を撃破して行った時代。巻末に天才少年と言われる渡辺君4年生(現在竜王)が出てきた。著者の今のツイッターも面白く読んだ。20年で世界変わるのね2018/02/03
ivnin
1
羽生大山戦は羽生の6勝3敗。1敗目は初対局の王将戦の二日対局。一日目が将棋会館で、二日目が青森県百石町(!)。突然青森に連れて行かれた奴だ。結果は羽生が飛車の丸損、馬と龍を作られて必敗の形で投了。2敗目は例の早投げ。米長が「まだ指せるじゃない」と指摘した奴。3敗目は最後の対局で、大山の入玉。病気を逆手に取り、「硬くなっているだろう」と腹を触らせるという盤外戦を田中寅彦は受けていることから、やはり羽生もその類の手にやられたか。「羽生は次善手で勝つ」という人物評を裏付けるエピソードがあった気がしたが、どこだか2012/05/27