目次
時代をあぶり出す「瞬間」の肉声
土門拳―写真の鬼が泣いた「お水取り」の難行撮影
藤本四八―「名取学校」から生まれた日本文化への開眼
細江英公―三島由紀夫がもう一つの“仮面の告白”をした「薔薇刑」
白川義員―二度も国王機を潰した「ヒマラヤ」決死撮影
船山克―「朝日の三羽烏」で飛翔した奇蹟の生還者
大竹省二―「君臨者と美女」の意外な人間性
三木淳―敗戦国首相を「ライフ」が名刺がわりに使った時
杵島隆―「桜田門外ヌード事件」の真相
藤原新也―両極をまたいだ「慧眼の旅人」の新発見物語
奈良原一高―不滅の曠野に惑星の海を見た「消滅した時間」
中村正也―家一軒を飲み干した青春が生んだ「若い裸」
藤井秀樹―「ダイヤモンドの涙」に彩られた広告写真の青春
前田真三―ディスカバー新風景「丘」への旅立ち
渡辺義雄―街にも青春があった日々の「お茶の水駅」の輝き
長野重一―今はむかし悪夢物語「ベルリンの壁」前夜
石川文洋―賭けた青春の「無銭旅行」の果ての戦場
浅井慎平―魔法使いのような「ビートルズ」を撮った白日夢
北井一夫―三里塚で「土」に目覚めたゲバ棒挫折物語
田沼武能―下町の血が宿縁の師弟愛と「世界の子供たち」
秋山庄太郎―異色の「黒焼き女性写真」にこめた執念の美学
林忠彦―「太宰治・坂口安吾・織田作之助」一期一会の瞬間に掴んだ格闘写真