内容説明
我々の知る昭和に似た、別の歴史にある『1941年』の12月。大日本帝国の駒条宮澪子(くじょうのみやみこ)様は、世界的に名の知れた内親王・桃園宮那子様の身代わりとして空路ベネチアへと降り立った。だが、ソ連の刺客に命を狙われる。侍従長の斉藤が身代わりとなるが、彼は意識を失う直前、「銀盤を手に入れよ」と謎の言葉を告げる。澪子様は「銀盤」の所在を求め、刺客の手を逃れて、巨大飛行船へと乗り込むが…。華麗な黒ドレスに身を包み、帝国プリンセスとしての使命感と少女の意地をかけ、大冒険に挑む。
著者等紹介
吉田親司[ヨシダチカシ]
岡山在住。仮想戦記兼ライトノベルス作家。情報処理会社をリストラされたのち本格的作家活動に移る。最近はライトノベル、そしてSF小説も執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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影法師
1
ちょっとご都合が過ぎるけど、悪役が典型的な3人組って所も含めて様式美で物語を作ったって考えれば、それなりに楽しめるかと。2012/12/24
フヂヨシ
1
背景として一応本編に準ずる情勢とかが出てくるとはいえ、この話になるともうネタもノリもすっかりラノベのアクションものですね。盛りだくさんで展開早いと取るか、強引でざっくり書いてんなあと取るかは読み手次第、かもしれませんが、残念ながら後者気味。背中の件とか直後からあれ~? と思ってたらやっぱりだったし、とか。題材としては嫌いじゃないんだけどなぁ……ヒロインか? ただ趣味が合わないだけの話?2009/10/08
菊地
1
何度も振り切られておきながら、何度も同じ顔ぶれがニアミスせずに追いつく展開に、ちょっと段取り臭さが……人海戦術使って追跡してるならともかく、この高い確率での遭遇率はちょっと物語の都合を感じてしまうかな。2009/06/14
長門たつた
1
那子様新刊来た! と思ったらスピンアウトかよ! 戦記という点には大いに首を捻りたくなるところですが、充分面白いです。これはこれであり。作者のブログに執筆予定が書かれていたので、これからが楽しみです。2009/05/09
Meistersinger
1
邦子第3巻かと思ってたらスピンアウトか。それなりに面白いけど、スピンアウトの必要性はないような2009/04/28