内容説明
南アフリカ制圧作戦の成功により、英国を追い詰めた日本。今やインド洋における英国の海軍力など知れたものであった。だが、クリスマスを前に状況が一変する。ルーズベルト米大統領が多数の船舶をチャーチルに融通したのだ。オーストラリアを経由して、米国の援助物資が湯水のごとくインドへ流れ込むのは、周知の事実である。日本に傾いた勝機が、またもや揺らぎ始めた。そしてそのインドへ向け、不沈戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」が、多数の支援艦艇とともにジブラルタルを出航する。インド洋における勢力圏を取り戻すべくイギリスも本気である。日英の威信を賭けた大海戦が間近に迫っていた。好評の第三巻。
著者等紹介
林信吾[ハヤシシンゴ]
ロンドンで『欧州ジャーナル』を創刊、初代編集長
清谷信一[キヨタニシンイチ]
軍事ジャーナリスト。精力的に海外取材をこなす。現在『アサヒ芸能』(徳間書店)で自衛隊批判の連載を展開
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感想・レビュー
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