内容説明
戦後復興、高度成長、バブル経済とその崩壊…400点の写真が語る。首都「東京」50年の歴史と素顔。
目次
1 東京の街(新宿・西;新宿・東;東京駅;銀座;渋谷;原宿;上野;池袋駅)
2 東京の町(三軒茶屋;桜新町;世田谷 ほか)
ドキュメント東京(できごと;東京2000年)
著者等紹介
石井実[イシイミノル]
1926年東京都生まれ。1947年東京第三師範学校卒業。1952年日本大学文学部人文地理学科卒業。1947年から東京都公立小学校を振り出しに、1986年まで東京都立赤坂高等学校に勤務。1982年より立正大学文学部、東京都立大学理学部、愛知教育大学教育学部、専修大学商学部、国学院大学文学部などの非常勤講師を歴任。現在、日本文化大学法学部助教授、日本大学文理学部非常勤講師
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感想・レビュー
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おとん707
8
オリンピックを機会に再読。戦後間もない1948年から2000年までの東京の変貌を最初は小学校の教員で後に地理学者になった著者が自身で撮った写真で綴ったもの。解説は僅かだがこれは写真そのものから読者夫々が変貌を感じてほしいとの著者の意向。ミレニアムを記念して2001年に出版された本だから「現在」と言っても今から20年前の姿。こうしてみると20年後の今日までにも多くの変化があったことに気づく。逆に比較的最近建ったと思っていたものが案外早くからあったりして自分の記憶の曖昧さにも気づかされる。記憶の棚卸になった。2021/08/10
四季 彩
3
東京の変貌ぶりに悲しみを覚える。若い世代だが、高度成長期以前の東京のほうが味のある都市で、今は無機質になってしまっている感が否めない。2013/01/11