ネットリンチが当たり前の社会はどうなるか?

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ネットリンチが当たり前の社会はどうなるか?

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784584139981
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ネットリンチは日常のSNSの世界では当たり前になった。
「友/敵」思考が蔓延し、過激化していく社会。
「敵」を破壊し尽くさないと気がすまない人たちが溢れる世界は今後どうなっていくのか?

単純化したがる日本人の致命的な思い上がりとは?

哲学者・仲正昌樹が現代社会を鋭く分析し、この先の世界を予測する!
最悪の危機に気づけない日本人必読の書!!

内容説明

人間は、自分が思っているほど理性的ではないし、公共的意識も高くない。現代人はいま恐怖心と猜疑心に満たされており、「友/敵」思考が過激化する社会に生きている。“ネットリンチ”が当たり前に行われているSNS空間はまさにそうであろう。「敵」を破壊し尽くさないと気が済まない人たちが蔓延している。何がきっかけで、本当の全体主義体制へと変貌するか分からない。そんな現代の闇を直視し抗うための“知恵と教養”が詰まった必読書である。

目次

第1章 「ナチ・プロ」の正体
第2章 「統一教会」と「ホスト問題」の意外な共通点
第3章 「生成AIの恐怖」と「人間の動物化」
第4章 「単純化したがる人たち」の凶暴性
第5章 「影の支配者」幻想に取り憑かれた人々
第6章 「コロナ禍」の「強制する社会」という災厄

著者等紹介

仲正昌樹[ナカマサマサキ]
1963年、広島県生まれ。東京大学総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。現在、金沢大学法学類教授。専門は、法哲学、政治思想史、ドイツ文学。古典を最も分かりやすく読み解くことで定評がある。また、近年は『Pure Nation』(あごうさとし構成・演出)でドラマトゥルクを担当し、自ら役者を演じるなど、現代思想の芸術への応用の試みにも関わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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夜間飛行

192
元統一教会信者として不当な糾弾を受けた著者の体験が、色々な形で反映されている。ネットを中心に、嗜虐と自己満足の発言が恰も思想であるかのように横行し、対話が成立しない状況に対して、「キモい」「汚らわしい」で人を評価するのはやめてくれ…という明快な主張が心に響いた。一方で、誤解や混乱を招く記述も多く感じた。例えば、楽に学べる系の本を検証せず鵜呑みにするのは良くない…とあるが、主観的な所や検証の難しさは本書にもある。しかしそれは本書の性格上、仕方なく思えた。最後の全体主義の話は、見えない敵を意識せねばと再確認。2024/09/23

ころこ

44
人文系の思想を背景にした、ここ数年の出来事の時評。10ページ位の文章が内容ごとにまとめられている。学術的で難解な言葉は少なく、常識的に書かれていて平易だ。本書は総じて、所詮は社会の複雑さに耐えることしか出来ない。耐えられずに簡単に答えを求めてしまうから、善悪をはっきりつけて、悪に対して容赦ない攻撃をしてしまうという社会の病理を論じている。最初に『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』の著者と、それに感化された読者の振舞いについて批判している文章はなかなか勇気がいる。著者が「ナチ・プロ」と名付けたナチスを2024/11/28

Aster

17
まぁ説得力のあることを言ってるけどなんか心に残らん2024/10/23

Kooheysan

8
2020年のコロナ禍以降の社会時評。自分と違う意見の人に耳を傾けず、簡単に「敵」認定する社会に対する違和感の表明といったところ。知ったかぶりのように物事を語らず(特にネット空間)、簡単に片づけすぎず、もっとじっくり考えましょう、と。自分はちゃんと「人間」をしているか考えましょう、と。それにしても、「人間」を信じないとこういうことってなかなか言えない気がします。2024/10/02

朝ですよね

2
公的な場で議論するための準備が出来ていない人間が、そういう日常感覚の延長で、民主的な討論に加わろうとすると、互いに醜いエゴを見せ合うことになり、熟議など成り立たなくなる。(p228)2024/11/30

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