バブルを抱きしめて

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784584138779
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報



島村洋子[シマムラヨウコ]
著・文・その他

内容説明

もうすぐ平成が終わる。逃れようと逃れまいと、好むと好まざると、人は全て時代の子である。平成になじめなかった女・島村洋子が贈る、時代をともに生きてきた者たちへの応援歌。『新潮45』の人気連載エッセイが待望の単行本化!

目次

「ドラえもん」の新しい声についていけなかった
女なんかに負けられない
長嶋茂雄は稀代の極悪人!?
事件の舞台はここだった
私の昭和歌謡
「日本文学全集」も家にあったけれど
金が大事で大好きだ
「石坂浩二」の五十年
怖い妻たち―松居一代だけじゃない芸能界の暴走妻
「記者会見」史上に輝く名言〔ほか〕

著者等紹介

島村洋子[シマムラヨウコ]
1964年、大阪府生まれ。帝塚山学院短期大学卒業後、証券会社を経て、1985年コバルト・ノベル大賞を受賞。作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

美登利

94
30〜40代前半かな。島村さんのエッセイをよく読みました。エロスな体験を赤裸々に語っているので面白かったです。小説も何冊か読みましたがあれ?同じ歳だったんですね。その当時は年上だと思っていましたよ。社会人になったのは私の方が2年先輩、バブルは地方に住む私にも恩恵がありました。確かに平成に慣れないままに終わろうとしてるとか子供の頃から大人になるまでの小ネタあるあるが多過ぎてびっくりするほど。不倫に関する話題は私も似たような考えです。島村さんのような婚外恋愛は未体験ですけれど。羨ましさがほんの少しあるのかも。2018/07/08

よつば🍀

24
島村洋子さんのエッセイ集。全15篇収録されています。 1986~1991年頃のバブル期。バブルを知っていてもあまり自分には恩恵があった記憶がない。でも文中に出て来る山口百恵の赤いシリーズ、テレビドラマ「おれは男だ!」明石家さんまの小林繁物真似、などなどのフレーズはどれも懐かしい。バブル期に起きた様々な事件や芸能人ネタ、そう言えばこんな事あったなと思い出しながらしみじみと読了しました。バブル期のあれこれに最近のプチネタを交え軽快な文章で綴られています。百恵ちゃんが書いた自叙伝「蒼い時」は私も読んだなぁー。 2018/06/29

MIHOLO

16
ここの所本当に本が読めない。物理的にもと書いてみたものの、くだらないネット読んでる時間はあったので、心理的に集中して本が読めないのが正解かも。そんな訳で軽いものを読んでみた。バブル時代を経験した筆者のエッセイ。色々気に入った言葉があったので、書き留めておく。 「美とはめんどうの極北 /人はいつだって自分に夢中で自分の悩みが世界最大の重要案件なのだから/ 宗教と恋愛は始める時はたやすいが、やめる時は難しい。この時あっさりやめさせてくれるものが本物だと私は信じている」2018/11/22

yyrn

14
友達と楽しそうに電話している妻の会話を聞いていると、どうでもいい話が次から次へと出てくることにあきれつつ感心してしまうが、そんな感じの本だった。ただ、妻のローカルすぎる話題と違い、作者は昭和や平成初期の世相を個人史的に語るので、同世代(50代)の者ならば、うなづき、ピンとくるのものが多いのではないか。作者が言うように、浮かれて沈んだ時代であったが、さて、平成時代とはどう総括されるのか。庶民でもトレンディドラマ?の主人公のように華やいだ生活を一瞬でも垣間見られたことに満足すべきなのか。思い出ばかりでもねえ。2018/10/05

さくらんぼ(桜さんと呼んでね)

8
昭和を語るエッセイ。話がけっこうあちこちに飛ぶのでついていけない気持ちになったが大丈夫、面白く読んだ。著者と2歳しか変わらないので同じように昭和を振り返ることが出来たからなのかも。芸能人のことを書いてるところはワイドショーを見てるようだった。最も興味深く読んだのはノストラダムスのところ。1999年7月に死ぬと私も思ってた!でも結婚して子供もいたので、予言が当たらなかったらと思い、その年に家を建ててその後の人生も考えてた。タイムマシンがあったら私も過去に戻って予言は当たらないよと伝えたい。2018/07/14

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