内容説明
２０３０年代、魔法や錬金術を用いた超科学を教える「多摩スーパーサイエンス高校」に通う高校生・数多飛翔（あまた・かける）。有り余る才能に生きる目的を無くした彼は、過去を改変して自らを消し去る（自殺する）ために古文書を解読し、タイムマシンを作り上げた。幼馴染みの同級生・真凛純麗（まりん・すみれ）も胸に秘めた願いを叶えるために飛翔とともに手伝った…。しかし、それは異世界から呼びこんだトンデモナイ現実だった！異世界から召喚されたのは蒸気機関で動く巨大なメイド型ロボット兵器「スチーム・メイデン」と、人類の破滅を狙う強大な敵、天使の軍隊「エンゲル・アルメー」。ひょんなことからスチーム・メイデン“ヴィクトリアン”に乗り込むことになった飛翔は、エンゲル・アルメーとの戦いの中で自らの生きる意味を問い直していく…。この物語は少年が天使と戦った「８時間戦争」の真実である！！
著者等紹介
北城一輝［ホウジョウイッキ］
早稲田大学文学部卒業。経営コンサルタント業経て、文筆の世界へ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ちゃか
2
なんでも出来て人生に意味を見いだせないから、タイムマシン作って過去にいって両親の出会いを妨害して、自分が生まれないようにしようと考えている男子が主人公って時点でいろいろぶっ飛んでる。で、古文書にタイムマシンのつくりかたがあるのもまぁ、古代の超文明として飲みこむとして。いざ起動してみたら、異世界から巨大なメイドロボとその操縦者、さらにはメイドと敵対している「天使」まで呼び寄せてしまって。ここまでで既にいくつもツッコミどころがあるような感じですが。2015/12/14
fap
2
蒸気機関メイド天使階差機関英国騎士日本人高校生。 作者が好きなものを全部詰め込んだ感がある。 帝都ノ闇ヲ蒸気ノ光デ照ラシ出セ。進メ進メ前ヘ進メ。 決戦場面こそ短いが、そこに至るまでの経緯は丹念に描かれている。 人事を尽くしたからこそ天命が待てるのだ。 次巻以降を想定したような結びだったが、ここで終わってもそれでよし。 できればもそっとイラストを見たかった。2015/03/12
トーテムポールさん
1
あらすじの意味がまったく理解できなかったので読みましたが、なんだかみょーに政治の話とか割と細かい話が多くて、架空戦記物みたいな感じだった。タイトルからは全く想像で出来ないけど。作者の経歴に、某早稲田大学卒業と書いてあるので、多分偏差値を拗らせすぎて頭がどうにかなってしまったのだと思う。いっそ攻撃を食らったメイドの服がはじけ飛ぶみたいな、細けぇことはいいんだよ！みたいな感じでもっとアホみたいな方向に開き直るか、見た目を普通のロボットにしてミリタリ色を強くするかどっちかに割り切った方が面白かったと思われ。2017/10/20
ワーカ=サボタージュ=ホリック
1
[古代技術、最新科学を織り交ぜた「超科学」を教育に取り入れた多摩スーパーサイエンス高校。そこで主人公たちは「タイムマシン」を作り起動させてみたところ異世界のメイド、それも蒸気機関で動くメイド、そして異様な天使が目の前に現れたのだった……。] 無味でした。これほどまでにしてやられた、と思うのはまさに久しぶりです。 スチームパンク? 青春? そのようなものが生かされていたか、と言えばノーです。 最後の辺りで乾いた笑いがでてきました。 個人的なものかもしれませんが人には勧められない作品であった、と思いました。2015/02/17
