過去にあらがう

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 199p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784584135716
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0075

内容説明

「当たり前のことを当たり前にやる」難しさ、「天才」ではない証明、トレーナー失格と言われてでも。2000本安打コンビと陰で支えた男の秘話。カープで共有した“過去”を三人が振り返る。

目次

第1章 「前田智徳」論
第2章 不安
第3章 準備
第4章 運命
第5章 モチベーション
第6章 メッセージ

著者等紹介

鈴川卓也[スズカワタクヤ]
スポーツトレーナー。1975年1月23日生まれ。広島県安芸高田市出身。大学在学中、アルバイトとして働いていたフィットネスクラブでトレーニングに興味を持つ。一般企業に就職後、トレーナー職に就く。フィットネスクラブ、スポーツNPO(介護予防)で働きながら鍼灸師の資格を取得。2005年1月、広島東洋カープのトレーナーとして採用される。二軍トレーナーを経て2007年に一軍トレーナー。2011年キャンプ終了後、広島カープを退団

前田智徳[マエダトモノリ]
広島東洋カープアドバイザー。解説者。1971年6月14日生まれ、熊本県玉名市出身。熊本工業高校2年次の春と夏、3年次の夏の計3回甲子園に出場。1989年、ドラフト4位で広島東洋カープに入団。1年目から56試合に出場し、2年目には開幕戦で先頭打者ホームランを放つ。1992年からレギュラーとして3年連続で打率3割、二桁ホームランを記録するなどの活躍を見せるも、1995年、試合中に右アキレス腱断裂の大怪我を負う。怪我からの復帰を果たすも、2000年には左足の手術を行なうなど常に怪我と戦いながらプレーをしていた

石井琢朗[イシイタクロウ]
広島東洋カープ1軍内野守備・走塁コーチ。1970年8月25日生まれ、栃木県佐野市出身。栃木県足利工業高等学校在籍2年時に夏の甲子園にエースとして出場。1988年、ドラフト外で横浜大洋ホエールズに投手として入団。高卒1年目でいきなり初先発初勝利を挙げるものの、野手への思いが捨てきれず1992年から内野手に。以降、攻守の要として活躍。1998年には不動の一番打者として最多安打、盗塁王を獲得。チーム38年ぶりのリーグ優勝、日本一に貢献する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カープ坊や

18
三人による対談集 神様前田様の魅力に加え 人間前田としての魅力再発見。2014/11/24

ようはん

15
カープの元トレーナーの鈴川氏と前田智徳・石井琢朗という豪華メンツの対談本。長く現役を続けて2000本安打を達成する程の域まで達したレジェンドであるから相当な苦労と努力、卓越した精神力を当然に持ち合わせているとは思っていたが、ベテランに入っての衰えていく肉体の微妙なバランス調整、特に前田はアキレス腱断裂との後遺症との戦いの苦難が壮絶だった。現役末期、どちらも頼れるベテランという印象はあったが若手に対してもそれぞれ思う所あって指導していた事や1年先輩の石井と前田の割と微笑ましい関係も印象深い。2020/08/20

バーバラ

13
元広島カープ選手前田智徳、石井琢朗、元カープトレーナー鈴川卓也の3氏による対談とエッセイ。Amazonのおすすめメール攻撃にあらがえず買いました^^;前田さんに関する話が多く、終盤で琢朗さんが言った通り「前田本」といった感じです。他の2人から見た前田像や今まであまり知られていなかった話なども読めて長年に渡る前田ファンの私でも新鮮な思いで読みました。「怪我の多い自分を使い続けてくれたカープを去って他球団で気分を変えてやり直しなんて考えられなかった」なんて泣けるなあ。やっぱり彼はファンにとって至宝だなあ。2014/09/10

tomonokko

10
図書館本。「個」の前田智徳と「チーム」の石井琢朗。背中を見せる前田とチームに溶け込み活性化する石井。伝統と新しい風により、今の強くなりつつあるカープがあるのだと思う。天才と呼ばれる前田だけれどそれは技術面だけでなく、自分の身体と対峙し、少しでも試合で動くものにするため準備を怠らず、日々トレーニングに向かう姿勢こそが天才なのだという論に深く納得。心からお2人にお疲れ様でしたと言いたい。2014/09/13

shellgai

5
孤高の天才というイメージのつきまとう前田ですが、気心の知れた石井琢朗と鈴川卓也とのリラックスした雰囲気で人間味のある会話なのが印象的。ケガをしてからは本当につらかったんだなあと改めて感じます。カープファン以外でも野球ファンにはおすすめの一冊。2014/09/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8138833
  • ご注意事項