内容説明
CS初出場に隠されたドラマ、見えた光と新たな課題。
目次
第1章 9月25日
第2章 絶望のあとに見た希望
第3章 序盤戦―まいた種
第4章 中盤戦―水をやる
第5章 終盤戦―小さな花が咲く
第6章 CS―「赤」の力
第7章 次の一歩―前田智徳引退
著者等紹介
前原淳[マエハラジュン]
1980年7月20日生まれ、福岡県出身。広島アスリートマガジン編集長。福岡県の大学を卒業後、上京して編集畑を転々とし、2007年5月に株式会社サンフィールドに入社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひらけん
14
今でも忘れはしない2013年9月25日の中日戦。16年ぶりのAクラス。そして、初めてのCS出場。スポーツニュースであるカープファンが泣いてる場面を見て、その人の気持ちが痛いほど分かってしまったし、俺もテレビの前で泣いてしまったよ。毎年、優勝を夢見ながら、今年もあかんのかって何度も悔しい思いをした。たかが3位やと思うかもしれないが、あの3位に入っただけで泣いてしまうほど長く辛い道のりは長年のファンにしか分からんやろな。そして、今年はその年に引退した前田選手の背番号1を背負う鈴木誠也にはホンマに期待しているよ2019/03/03
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
10
梵の三塁ガッツポーズぐう格好いい>表紙 広島アスリートマガジンの編集長が綴る、取材やコラム等を通じて見えてくる2013年の広島カープの戦いぶりとは。 首脳陣たちがまいた種にベテランたちが水をやり、それが終盤戦に磐石の先発陣と若い選手の躍動というカタチで実を結んでいく――。 15年連続Bクラスや昨年9月の大失速を経て、チームが初のクライマックスシリーズ進出を果たした原動力とは何か、チームを取り巻く環境の変化や知られざる一面など非常に興味深い内容でした。 KKベストセラーズさんは本当に良い本かくなぁ。2013/11/24
バーバラ
8
広島アスリートマガジン編集長である著者が、2013年シーズンを振り返った1冊。自身のコラムに豊富なデータ、冷静な分析、選手のエピソードと読み応え十分です。「このシリーズのMVPは間違いなく赤いカープファンであった。15年間辛酸をなめ続けてきた彼らの思いが、カープを強くしてくれたのである。(中略)15年間戦ってきたのは球団や選手たちだけではなかった。ファンも一緒に戦っていたのだ。」この部分にぐっときました。私も甲子園で応援した赤いカープファンの1人です。ファン冥利に尽きる言葉ですね。さあ、今年も応援するぞ!2014/04/12
にこにこ
6
文字通りヒストリー。今につながる。2018/11/16
じん★ひで
5
2013年CS初出場はカープファンにとって長年の悲願だったが、他チームファンからは、勝率5割いってないから認められないなど、いろいろ言われた。この本は2012年終盤からのカープの成長ストーリーである。首脳陣が序盤に種を蒔き、ベテランたちが中盤に水を撒き、若手や新戦力が終盤に花を咲かせた。成績としては確かにまだまだかも知れないが、内部で質的な変化が確かにあったのだ。2014年開幕はここまで6試合終わって5勝1敗の堂々の成績。昨年がまぐれでないことを、今年はきっと証明してくれるはず。2014/04/04