内容説明
普通に結婚するつもりがいつのまにか30代。今すぐ婚活する気はないけれど、一生独身でもいたくない―そんな「なんとなく独身」の現状と本音を綴るエッセイ。マイナビニュースの人気web連載を書籍化。1章分書き下ろし。『女子をこじらせて』で鮮烈デビューした雨宮まみが、今まであまり触れられてこなかった独身女性の心の機微を丁寧に語る。
目次
第1章 結婚できないのは自分に問題があるから?
第2章 なぜ独身はつらい?三十歳を超えた独身女性が恐れるもの
第3章 結婚したい理由
第4章 私が結婚しなかった理由
第5章 気になる恋愛・結婚セオリー
第6章 独身よ、立ち上がれ!
著者等紹介
雨宮まみ[アマミヤマミ]
1976年、福岡県生まれ。ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まる
23
結婚したいという思いと、独身でいたいという思いの間で揺れているのがよくわかりました。思ったより共感しなかったのは、私が筆者の言う「普通」だからかな。2015/01/09
suite
22
結婚したことはあるが、心底共感。この人私なのか?(苦笑)親の言動も結構似ていて…彼女、同級生か!会って話してみたいよ。バツイチも発言気を付けないと、「あー!なんかいらん気遣いをさせてしまったよ、もう!そんなつもりないんだけど、ほんとすまん(/- -)/」だらけ。「一度結婚経験ないと却って微妙な年頃」的なことを書いていたが、そんなこと全然ない…「同情は士気を奪う」って本当。「かわいそう」「ごめんなさい」「すみません」なのに、同情風味醸し出して見下してくる人、いるものね…(私の場合は結婚がらみではなかったが)2016/09/04
ちさと
21
結婚したい、でも結婚したくない!という独身女性の等身大の悩みを共有する1冊です。結婚って元々誰にでもできるという条件で制度設定されてたと思うんですよね。それが、小さい頃「お嫁さんになるとかママになるとか余裕やろ」と思ってた女の子が40過ぎて独身ってことが増えた。選択肢も増えたし、世の中便利になった。でも何だろう。読んでて思ったのは、束縛は嫌だけど孤独では居たくない、なんて不可能な願望な気がする。「自由に生きる」と「他人と生きる」は両立しないのでは。2023/01/25
きなこ
19
結婚したい。でも独身の気楽さは捨てたくない。揺れ動く気持ちを素直に描いたエッセイ。個人的には、ずっと独身で何が悪い?という開き直りが得意なので、書いてあることそのものには共感しないんだけど、ぐるぐると回り続ける思考回路に共感するところがあってなんだか手に取ってしまう。そんなに人のこと気にしなくて良いのにと思いつつ、多数派の暴力性とか、子どもを持つ女性への眼差しとかが鋭くて、そういう視点を忘れずにいたいなと思わされる。2016/07/05
みく
16
題名の過激さ(?)に反して、女性に対してそっと寄り添ってくれる本。読みながら「そうそう!」と思うことも多かった。 うまく説明できない、モヤモヤとした罪悪感の理由を具体的に示してくれて、その上で同意してくれている様な。 「そうそう!」と言ってくれて、批判するでもなく吹き飛ばすでもなく寄り添ってくれること、雨宮さんの優しさはありがたいなぁと思います。2016/07/19
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