内容説明
秘められた大人のための物語が今、花開く。父の愛人だった「千匹皮」、侍女の野望と欲望に翻弄される「がちょう番の娘」、女の性の奈落を描く「つぐみ髭の王子」…。グリム・アンデルセンなどの童話集から6編を収録。新シリーズ第1弾!
著者等紹介
桐生操[キリュウミサオ]
パリ大学(ソルボンヌ大学)・リヨン大学に留学、主にフランス文学や歴史を専攻する。帰国後、執筆を開始。以来、ルネサンス期を中心とした西洋史人物の評伝をはじめ、歴史の知られざるエピソードを次々と発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きさらぎ
37
エロス編っていうけど、今まで読んだ3作の中で一番性の匂いがしなかった。逆に言うと、それくらい、このシリーズはそういう描写が多い。特に近親相姦系多し。昔の人って他にやること・考えることなかったのかな~?(笑)2018/03/20
ひこかつ
23
このシリーズは初めて読みました。 実は「雪の女王」とか「ナイチンゲールと薔薇の花」などグリム童話以外のお話もあって、このタイトル??と首をかしげました。 6編のお話すべてにカラーの挿絵があり、どの絵も魅力的です(*^_^*)2015/01/19
まいん
15
「禁断のエロス」って書いてあるから読んでみたら(多分)そこまででもなかったです。怖くもないし、エロくもないし、ちょっとそういう行動の表現が多いだけで普通に面白かったです。2019/07/18
どあら
15
図書館で借りて読了。思ったよりもエロではなかったので、拍子抜けしてサラッと読みました。2019/01/12
しまちゃん
11
通常版を読んだ事があったので、残忍な表現部分にも驚かず、かと言って予想より全然エロい表現もなくサラッと読めました。グリム童話奥が深いですね。色んな角度から見ながら読んでみたくなりました。2016/10/03