内容説明
集中力と持続力で成績はぐんぐん伸びる。人の話を聞く、課題をやり遂げる、穏やかな気持ちでいる、など…座り続ける力は生涯にわたる最大の武器になる。
目次
序章 10歳までに座る力を身につける(座る力は生きる力;座る力を「体の器」にする)
第1章 「ラクにまっすぐ」座る(「毛布方式」で“基本座り”をマスターしよう;「正しい姿勢」よりラクな姿勢を追求!;腰を立てる座り方はあぐらでおぼえよう;座禅のすすめ ほか)
第2章 「勉強座法」を身につける(正しく持つ、正しく書く!;机と椅子は大人用のものを用意しよう;音読で頭をフル回転させる!;三〇分ワンセットで一時間半座る習慣を身につけよう ほか)
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
明治大学文学部教授。1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒。同大学院教育学研究科博士課程を経て現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法。著書に『声に出して読みたい日本語』(草思社・毎日出版文化賞特別賞受賞)、『身体感覚を取り戻す』(NHKブックス・新潮学芸賞受賞)、など多数。NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」総合指導(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しろくま
7
「座る力は生きる力」と言い切る著者。ヨガや座禅、武道をはじめとした身体技法を習得して「座る力」を研究してきたそうです。と言っても、内容は分かりやすくさらっと読めるものでした。学校や仕事で座ることは避けては通れない面があると思うので、身に付けているといないのでは大きな差が出ることは確かな気がします。呼吸法、四つ足リレー、座禅、砂時計で瞑想、ストレッチなど、手軽にできることを取り入れたいと思いました。そして、「優しくてメンタルの強い子に」子育てできたらいいな。2016/12/24
銀鈴
5
勉強とかゆー前に、身体なんだて。齋藤孝氏は日本語の専門家として有名ですが、私は身体論が好きです。いいことゆー。2018/06/14
suiu
5
齊藤孝先生のおなじみのだれだれの著書にこれこれとあるように、という引用を交えつつ、今の子ども通じる言葉で書かれた机に向かって座るための取り組みが書かれた本。 真剣に子どもの姿勢を考えているお母さんたちにとっては当たり前の事しか書いてないけど、誰かに伝えるためならば説得力があって良いかも。2017/11/07
Ry Se
3
齋藤先生の言葉が押し付けがましくなくて、すーっと入ってきます。やり方の図説があるとついすぐに試したくなりますが、最後まで読んでからお試しすべきかと。子供の身体と心に耳を傾けて、読み取ってあげたいです。親の私も精神はまだ養いきれてないと改めて思いました。2019/03/16
亀太郎
3
元気が有り余る若い時は分からないだろうが、歳を重ねるごとに普段の姿勢がいかに重要か?思考に心にいかに影響を与えているかが分かる。そういう意味で親が「座る力」を子供に伝えれたら最高の財産になるだろう! 私も改めて「立腰」を意識して仕事をするようになった、感謝!2018/03/04