内容説明
ナショナリズムの狂気が凶器へ。矛先は軍事的に弱みを持つ国へ。ナチス・ベルリン五輪後のチェコスロヴァキア・ポーランド侵攻を忘れるな。
目次
中国が日本を飲み込むシナリオは馬鹿馬鹿しいか?
侵略と強奪と独裁のパラノイア
北朝鮮は中国の経済植民地、韓国は反日の先兵―朝鮮半島はこれからも荒れる
現代版「中ソ対立」がはじまった
チベットはいかにして侵略されたか
ウイグル人は東トルキスタン独立を勝ち取れるか?
インド周縁諸国からアフリカまで露骨に触手を伸ばす
東アジア共同体からはじめるアジア覇権構想
台湾は北京に飲み込まれるのか?
尖閣諸島、沖縄が中国領になる日
米中が再度結託する悪夢のシナリオ
中国経済が闇に沈没すると浮上してくる新しい戦争
著者等紹介
宮崎正弘[ミヤザキマサヒロ]
評論家、作家。1946年、金沢生まれ。早稲田大学英文科中退。『日本学生新聞』編集長、雑誌『浪曼』の企画室長を経て、貿易会社を10年間経営。82年、『もうひとつの資源戦争』(講談社)で論壇デビュー。以後、経済もの、アメリカ内幕もので注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mimm
7
領土問題関連が読みたくて手を伸ばした一冊。挑発的にも見えるタイトル、表紙に反して冷静で大変読み易く一気読みしてしまいました。2008年の北京オリンピックに際しての中国や、国際的な動きに関して書かれたものですが今でも内容は古くなく、寧ろここに向かっているような気がして怖い。というか日本上品過ぎ。外国のやり方を信用して裏切られて、外国のやり方に異を唱える。でも結局のんき…。海に護られていた古代とは違うのだからこのままでは食われ放題だと危機感を抱きました。そして中国国内にこんなに爆弾の火種があったとは…。2012/10/22
Masakimi Kudaka
1
中国が台湾・日本(尖閣諸島)を飲み込むシナリオは馬鹿馬鹿しいか? 北朝鮮は中国の経済植民地・韓国は反日の先兵、中ソの対立、チベット・東トルキスタン(ウイグル人)・インド周縁諸国・アフリカに対する中国の動きなどから、その可能性を物語るショッキングな内容です。 一読の価値があると思います。2012/10/24




