内容説明
オリンピックというドーピング薬が切れ、ついにXデーがやってくる。経済の混乱に始まり、少数民族、農村、都市スラムの暴動へ発展。これに宗教も絡んで、中国史お定まりの革命大分裂に発展か?対外戦争の可能性もある?一方で日本の対応は…。
目次
プロローグ 胡錦涛はラストエンペラーか
第1章 北京五輪後、最悪のシナリオ
第2章 胡錦涛の挫折と暴走する軍部
第3章 沸騰する中華ナショナリズム
第4章 中華帝国の再胎動に怯える周辺国
第5章 資源獲得に向けた異常な執念
第6章 アメリカ・台湾に対する謀略と対日工作
第7章 黄砂に埋まる北京、泥水に沈む上海
第8章 中国崩壊は、自国の歴史で証明済み
第9章 中国ネチズンはケイタイで暴走する
エピローグ 「対岸の火事」は済まされない
著者等紹介
宮崎正弘[ミヤザキマサヒロ]
評論家、作家。1946年、金沢生まれ。早稲田大学英文科中退。『日本学生新聞』編集長、雑誌『浪曼』の企画室長を経て、貿易会社を10年間経営。82年、『もうひとつの資源戦争』(講談社)で論壇デビュー。以後、『日米先端特許戦争』『テロリズムと世界の宗教戦争』などを上梓。経済もの、アメリカ内幕もので注目される。中国および周辺諸国は長年にわたって取材を継続している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Haruka Fukuhara
1
たまたま手に取ったので流し読み。時流を気にせずに我が道を行く尊敬すべきジャーナリスト。実際に中国に足を運んだり海外の論考を分析したりして書いた力作らしい。が少し古いので最新の話を聞いた方が有益だろう。メールマガジンが有名で面白い。立場によってはバイアスを感じるだろうが、そこは適宜差し引いて読めばいい話。2017/01/17
啄木鳥
0
この本が発売されたのが2008年。その当時の中国のことはよく分からないが、格差は依然としてあり以前以上に貧富の差がひらいてきていると思うが、道徳、モラル的には若者に限って言えば改善されつつあると思う。2021/03/20