ベスト新書<br> サイバー戦争の今

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サイバー戦争の今

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  • サイズ 新書判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584126073
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0230

出版社内容情報

●北朝鮮のミサイルはアメリカがウイルスを使って落としていた?
●マルウェアに感染した高速増殖炉もんじゅが遠隔操作で破壊されたら?
●京アニを襲撃した青葉容疑者もダークウェブ「トーア」を使っていた?


IoT化が進むなか、すべての電子機器が一斉に乗っ取られるリスクも大いに高まっている。
今年10月には、危機感を募らせた日本政府は日本のインフラがサイバー攻撃にあった場合、
その報告を義務づける法案を採択(全然報道されていないが)。
事実、高速増殖炉もんじゅがマルウェアに感染していたこともあり、
日本も決して対岸の火事ではない。

本書はこれら現在のサイバー戦争のフロントラインを追い、詳しく解説。
そのうえで日本はどうするべきなのかを問うものである。


第一章 イントロダクション  サイバー攻撃とは何か?
第二章 2020年サイバー問題  サイバーセキュリティ―の現在地
第三章 アメリカのサイバー戦略  世界最強軍団の実態
第四章 世界を襲う中国ハッカー軍団  すべてを盗み尽くす軍人ハッカーたち
第五章 悪の枢軸  ならず者たちのサイバー空間
第六章 脅威をばらまくロシアの暗躍  闇フォーラムでサイバー兵器を売買するハッカーたち
第七章 変革期にある世界のスパイ工作  CIA、MI6、モサドほかスパイ組織のサイバー利用
第八章 取り残される日本  日本にある足かせと「サイバーの傘」

内容説明

サイバー攻撃に対し、我々一般人が実感できるのは、海外から送られてくる怪しげなメールくらいだろう。だが現実には、それらをクリックすることであなたのパソコンが乗っ取られ、それを踏み台にして日本の企業や政府関連施設、各種インフラなどがサイバー攻撃される可能性が大いにある。事実、アメリカはイランの核施設をマルウェアで乗っ取り、遠隔操作で破壊した。2014年、マルウェアに感染していたことが発覚した高速増殖炉もんじゅが、もしも同じ運命をたどっていたら?

目次

第1章 イントロダクション―サイバー攻撃とは何か?
第2章 2019年サイバー問題―サイバーセキュリティの現在地
第3章 アメリカのサイバー戦略―世界最強軍団の実態
第4章 世界を襲う中国ハッカー軍団―すべてを盗み尽くす軍人ハッカーたち
第5章 悪の枢軸―ならず者たちのサイバー空間
第6章 脅威をばらまくロシアの暗躍―闇フォーラムでサイバー兵器を売買するハッカーたち
第7章 変革期にある世界のスパイ工作―CAI、MI6、モサドほかスパイ組織のサイバー利用
第8章 取り残される日本―日本にある足かせと「サイバーの傘」

著者等紹介

山田敏弘[ヤマダトシヒロ]
国際ジャーナリスト。米マサチューセッツ工科大(MIT)元フェロー。講談社、ロイター通信、ニューズウィーク日本版などに勤務後、MITを経てフリーに。ニューズウィーク日本版やフライデー、週刊文春、週刊新潮、週刊ポスト、週刊現代などにて記事を執筆する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ただの晴れ女

5
日本:レベル1セキュリティでレベル99の敵に挑んでる。 オバマ:サイバー界のステルス戦士。 北:MP全振りのハッカー国家。 中国:相変わらずの監視帝国。 ロシア:小銭で釣った日本人にサイバー攻撃ツール作らせている。 法律:アップデートまだ?法改正パッチ希望。 国防:アメリカのサイバー傘に守ってもらえます!? わりと絶望的な内容だった。 私は地球防衛軍にはなれない …情弱でうっかり国賊にならないようにしようと2025/05/18

maimai

5
軍事、金融、インフラとあらゆるものがIT化されている現代社会においてはハッカーからの攻撃が脅威的である。 中国、北朝鮮、ロシアと国を挙げてハッカーの育成に励み、中国のサイバー攻撃、北朝鮮のWannacry、ロシアのハッキングといったようにサイバー攻撃に関しては多数報告されてハッカーは国防を揺るがす時代になりつつある。 特に日本企業はサイバー攻撃を常日頃受けており、セキュリティに関する知見を増やしておく必要性があるのだろうか。2021/05/06

Marcel Proust

4
世界の諜報機関について取材経験の多い著者の本を読む。この30年間で劇的に発展したサイバー・IT分野で、我々は「便利さ」を手にしてしまった後、元に戻る事は不可能だ。しかし、その利便性はパソコンやスマホへのサイバー攻撃を可能にし、我々はプライバシーを丸裸にされていると著者は指摘する。軍事・インフラ施設から民間企業までサイバー攻撃の標的にされ、一般市民の個人情報は筒抜け、SNSに大量の偽情報を流して世論を誘導、選挙までも干渉する。もう我々は30年前には戻れず、IT時代の危険性と向き合って生きていくしかないのだ。2024/01/05

Yuichi Tomita

4
再読。日本の法律では、外国のサーバーにハッキング出来ない。マルウェアも作成できない。結果、アメリカのサイバーの傘の元で守られている、、、。大丈夫かな、この国。2020/09/05

Yuichi Tomita

3
サイバー攻撃の現状について述べたもの。米と米中で考え方が分かれており、新たな冷戦のような状態にあるとも言われている。本書は民間の攻撃よりも国家間に焦点があてられている。 日本は破滅的に遅れているようだが、大丈夫なんだろうか。企業経営においても、サイバーセキュリティが必須となっている状況でどう人材を育てるのかが最大の課題と思われる。2020/08/18

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