ベスト新書<br> 遅読術―情報化時代に抗え!

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遅読術―情報化時代に抗え!

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  • サイズ 新書判/ページ数 188p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584125977
  • NDC分類 019
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「情報化社会である。多くの人々が最先端の情報を貪欲に追い求めている。会社や学校、町内会などで世間並みの会話についていければいいと、テレビを見たり、新聞、雑誌、本を読む人が多い。しかし、その情報は本当に必要なんでしょうか?
 
新聞や雑誌を隅々まで読み、世の中に目を配ったつもりになるのはいいことなのか。旧メディアをバカにして、ネットの優位を説き、ピンポイントで必要な情報を集めることがすぐれているのか。不治の病を宣告され、いよいよ明日死ぬといったときに、芸能人の不倫に関する情報は、人生を振り返る時に役に立つのか。いや、役に立つという表現自体がおかしいのだ。

人間はどうせ死ぬし、国も社会もいずれは滅びる。それでも人は本を読む。なにかに役立てるためではない。自分の魂のために読むのである。本書では、厳選した本をいかにゆっくりと読むかについて述べている。

これはきちんとしたレストランで、時間をかけて食事を楽しむのと同じこと。速読は早食いのようなものだ。価値のある本に書かれているのは、単なる情報ではない。時間をかけて向き合う、まさにその時間にこそ、意味がある。一流のレストランに大金を払って「栄養」を求めるバカはいない。そのレストランが提供する技術と、そこに自分の魂が接近する、その「時間」を費やすことに価値があるのだ。

まさに、本を読むということは、過去に存在した偉大なレストランで食事をするようなものだ。「人生の伴走となる本」はそうあるべきなのだ。

著者は世の中の「情報収集のための読書術や速読術」、また「教養を知識と同等に扱った読書論」を真っ向からぶった斬り、読書の本質をわかりやすく説いた書。

内容説明

速読はバカの早食いと同じ。ロクでもない情報を遮断し、人類の「知の遺産」を味わい尽くせ!

目次

第1章 速読バカと情報弱者(マクドナルド的人間;読書術・読書論を一〇〇冊読んでみた ほか)
第2章 「子供の読書」と「大人の読書」(自分の意見などいらない;燃えるトゲ ほか)
第3章 偉大なものをゆっくり読む(濫読の害について;道はすでに示されている ほか)
第4章 情報化時代に抗え!(いつまで間に合うのか?;社説を読めばバカになる ほか)

著者等紹介

適菜収[テキナオサム]
1975年山梨県生まれ。作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

33
自分は知識や経験、人間関係の不足分を読書で少しでも補おうとしていたために、読書量が多く、速読になるきらいがあった。しかし、哲学や法学を勉強した友人を見るに線を引きながら、分厚い一冊を丁寧に何回も読み込んでいるのを見て、こういう読み方もできるようになったらいいなと最近思っていたところにちょうど良い内容の一冊に巡り合った。何をじっくり読むか考えないと。2019/03/14

出世八五郎

26
「死ぬ前に後悔しない読書術」を底本とし改題大幅加筆修正したもの。題名に遅読とありますが、濫読から精読への速やかな移行を勧めています。著者の好みで音楽などにも言及されておりますが、芸術全般に共通することは昔から名盤名作と呼ばれたものを嗜むだけでいい(?)という。そして、読書において古典を勧めています。それも世界文学全集や古典です。著者の好みや精読について知識人の言説を紹介し説得させてきます。私自身はといえば未だ濫読だし、沢山読みたい。2022/08/15

江口 浩平@教育委員会

26
【読書術】読書のすすめの清水店長に紹介していただき、貪るように一気に読了。筆者の歯に衣着せぬ物言いは、果たして読書を習慣としていない人々を読書に向かわせるだけのものとなり得ていたかは疑問だが(そもそも人を読書に向かわせるために本書を執筆したわけでもなさそうだったが…)、古典を読むことにより汎用的なモノの考え方を身に付けられることは確かだと思う。本書で何度も推されているニーチェもショーペンハウエルもゲーテも、その思想に共感を覚える。早速「ゲーテとの対話」を読もうと思う。2019/02/24

Tenouji

26
古典を読みたいな、と考えていたので、丁度よい内容。「保守は人間理性を疑う」「詩や句を持ち続けている人間は強い」。自分の思いを整えながら、他者と対話していく。人間性を信頼し、無私に前に進んでいく。そういうことが、人間の文明のプロセスの基本なんだろうな。2019/02/19

阿部義彦

22
うーん、また読んで損したとは思わないけどちょっと表紙と題名にやられました。皆さん要注意!この本はもともとの題名は同じKKベストセラーズから出た「死ぬ前に後悔しない読書術」でもう読んでました。新書化にあたり大幅に加筆修正をしたとはなってますが。道理で前に読んだ気がするなーとぼんやり思ってました。そして、何故にこの表紙?テレビ新聞等は時間の無駄、そしてネットも時間泥棒、そんなら古典と呼ばれる物をゆっくりと味わうべきである。理由など問わずに本を読め、としか言えないのだ。駄本と名作本の値段が変わらないのが良い所。2019/02/21

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