ベスト新書<br> 明治の革新者―ロマン的魂と商業

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明治の革新者―ロマン的魂と商業

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  • サイズ 新書判/ページ数 336p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584125830
  • NDC分類 281
  • Cコード C0295

出版社内容情報

明治150周年を迎える今年、2018年。明治・大正時代、現在の日本の礎をつくった実業界の“スゴイ日本人26人”を、鹿島茂氏がセレクト。破天荒な活躍とその自由な発想、熱き情熱を紹介する。

鹿島茂[カシマシゲル]
著・文・その他

内容説明

幕末・明治を駆け抜けた名経営者たちの“履歴書”に学べ。

目次

第1部 国家の力を強くする(土木&都市ガス 高島嘉右衛門―易学者にして都市ガスのパイオニア;セメント 浅野総一郎―廃物利用のセメント王 ほか)
第2部 個人の生活を豊かにする(牛鍋チェーン店 木村荘平―「一夫多妻」の野放図な起業家;ビール 馬越恭平―「恵比寿ビール」の生みの親 ほか)
第3部 企業を強靱にする(組織化&人材育成 五代友厚―大阪財界の礎をつくった男;巨大商社 金子直吉―「財界のナポレオン」と呼ばれた鈴木商店の大番頭 ほか)
第4部 情報&発信を多彩にする!(広告 岩谷松平―近代的広告の先駆者;出版 大橋新太郎―一代目を超えた二代目 ほか)
第5部 昭和の名経営者の人を奮い立たせる言葉(本田宗一郎;井深大 ほか)

著者等紹介

鹿島茂[カシマシゲル]
1949年生まれ。仏文学者。明治大学教授。専門は19世紀フランス文学。『幕末パリ風俗』で読売文学賞評論・伝記賞を受賞するなど数多くの受賞歴がある。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

16
著者にしては薄味。でも今の私にはこれでいいです2020/05/24

nbhd

14
あぁ、めっぽう面白い。高杉晋作とか大久保利通とか教科書に載っている人物より、教科書が教えない明治以降の商売人の人生のほうが、じつは面白いのではないかと思えてくる。破天荒な面白商売人伝がこれでもか!と続くので、後半にかけては「面白さ」がよくわからなくなるという事態に陥った。ひとえにこれは、鹿島茂さんの語りの「妙」と「芸」にあると思った。なかでも、牛鍋チェーンを成功させた木村荘平さんはズバ抜けている。経営手法は「性経一致」、愛人妾に店長を任せ、その父親を番頭、母親を女中頭にする…って、ま、めっぽうおもしろい。2024/10/08

inokori

8
類書の福田和也『日本国怪物列伝』と同じような昭和までの財界の大立者たちの人物評であり,上述書で取り上げられなかった人物にも言及している.現代とは違ったスケール感の人物揃いで興味深かったが,校正が大問題.単純な誤植からキャプションの間違い,参照ページの番号誤り等々が相当数あった.こう間違いだらけでは鹿島センセイもご立腹では?2018/07/18

Susumu Kobayashi

6
主に明治時代に活躍した産業界の偉人について述べられている。東京市街鉄道を敷設した雨宮敬次郎がイタリアでの売り込みに失敗して帰国した時、産褥の床に伏せっていた妻の伸子は「「知らない向こうのことを、いろいろ見たり聞いたりしたと思えば、それだけで安いもんですよ。今すぐどうということがなくても、きっと役に立つときがありましょう」と失意の雨宮を励ましたという。どこまでも偉い女房である」(p.43)。ここで述べられている人物のかなりが、奥さんの支えがあればこそ、大きな仕事を成し遂げたように思われる。2021/01/07

スプリント

6
明治時代に立身出世した人物が取り上げられています。 ロマンというよりも野性味あふれる生き様が印象に残りました。2018/11/10

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