出版社内容情報
ブッダやイエスの教えは誤解されていた!世界四大宗教と言われる仏教・ユダヤ教・キリスト教・イスラム教を哲学の視点で徹底解剖。『超訳 ニーチェの言葉』のベストセラーで注目される筆者が、宗教オンチの日本人のために簡単明瞭に解説する一冊。
内容説明
「世界四大宗教」を哲学の視点で解剖する、超刺激的な宗教原論。
目次
宗教の定義
宗教の複雑さ
第1部 「世界四大宗教」を読み解く(「食物タブー」を考える;「ユダヤ教」「キリスト教」「イスラム教」の争い;「神の言葉」と「ドグマ(教義)」
「仏教」と「ゴータマ・シッダールタの教え」は違う!?)
第2部 “比喩”と“暗喩”が「聖典」を理解するカギ(「聖典」の正しい読み方;仏教の暗喩を解く;キリスト教の暗喩を解く)
宗教の問題点
著者等紹介
白取春彦[シラトリハルヒコ]
青森市生まれ。ベルリン自由大学で哲学・宗教・文学を学ぶ。既成概念にとらわれない、哲学と宗教に関する解説書の明快さには定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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舟江
5
宗教とは何かという本。ブッタは「神はいない」と言う仏教と、神のいるキリスト教が、同じく宗教という括りでくくられているのは、以前から不思議に思っていた。宗教に興味のある方にお薦め2019/09/11
サラダ
2
腑に落ちた。今、世間で見られる宗教は、生まれたままの本来の宗教ではない。本来の宗教は誰にでも通じる普遍的なもの。それを言葉にはできないから聖典は比喩で語る。比喩を言葉通りに解釈すると誤解が起きてしまう。2018/02/28
シュリーナガル
2
宗教の捉え方が間違っている。聖典や聖書を文字通りきちんと読むのではなく、暗喩として読むべきものだ、と書かれており、読み方の例文も挙げられています。宗教によって食べてはいけない食事があることについては、「昔から習慣的に食べてこなかったものを禁忌としてあらためて記した」と書かれており、とても学びの多い本でした。2017/10/27
こたこた
1
無宗教層の多い日本人にとっては難しい問いである「宗教とは何か」を分かりやすく多角的に書いた本。宗教・哲学系の本は小難しいものが多いですが、これはかなり読みやすいです。2018/05/25
ももも
1
難しいことがわかりやすく書いてあって面白かった。2017/11/15