出版社内容情報
滅亡寸前の一族を救い、彦根藩そして幕府を支えたのは直虎の不屈の魂だった。来年の大河ドラマのヒロイン直虎から始まる一族の物語。
内容説明
井伊家は遠江国井伊谷(静岡県浜松市引佐町)でおよそ六百年、近江国彦根(滋賀県彦根市)で三百年近い歴史を刻んで明治維新を迎えた。その折れ目に女直虎がいる。今川氏への抵抗と徳川氏への接近策によって、一族を滅亡の淵より這い上がらせた直虎。徳川四天王と呼ばれる活躍を見せ、彦根藩始祖となった直政。この“井伊魂”ともいうべき反骨の精神は、彦根藩、そして幕府を支え、幕末、国難の瀬戸際に立たされた直弼に引き継がれる。―連鎖する悲劇の中にあっても、絶望せず常に前向きに生きた、堂々たる一族の歴史。
目次
序章 直弼―先祖の地・井伊谷を行く
第1章 直虎―滅亡寸前の井伊家を救った女城主
第2章 直政―徳川四天王として活躍、彦根藩主に
第3章 直継・直孝―ふたりの「二代藩主」の数奇な運命
第4章 直興―二度も大老をつとめた元禄の名君
第5章 直弼―開国の元勲?国賊?一期一会の大老
著者等紹介
楠戸義昭[クスドヨシアキ]
1940年和歌山県生まれ。立教大学社会学部を卒業後、毎日新聞社に入社。学芸部編集員を経て歴史作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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