出版社内容情報
著者が自身の英語学習体験を語りながら、日本人にとって必要な英語力と英語教育の問題点、最強学習法について解説する。
目次
序章 英語の現場は過酷なものである
第1章 最高のものに目標を定める
第2章 「マインド・セット」を理解する
第3章 これが英語の「現場」だ
第4章 人工知能は怖くない
第5章 英語脳の正しいつくり方
終章 日本から世界への英語発信は必ず増える
著者等紹介
茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。脳科学者。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職はソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究する。著書に、『脳と仮想』(新潮社、第4回小林秀雄賞)、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房、第12回桑原武夫学芸賞)、など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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乱読亭AKIRA@晴釣雨読🎣
55
さすが我が師匠(勝手にそう思ってます)!英語の習得法が脳科学の観点から説明されているだけではなく、どういった気構えで習得していけば良いのかも、自身の体験談も交えながら説明されているので、非常に参考になりました。これでまた一歩、目指す国際人間へ近づけました(^_^)v2016/07/25
フク
47
積ん読にしていた本?を読了。非常に面白かった!外国語を学ぶことで、より母国語が洗練されていくというのには納得させられた。自動翻訳は今後増えていくだろうが、それによって英語学習者が減ることにはならないといった件の説明にも説得力があった。第4章『人口知能は怖くない』は特にオススメ\(^o^)/2018/02/20
KAKAPO
38
日本にいる時は英語を勉強するのも嫌なのに、海外に出かけると何とか話そうとする…それは止むを得ないからという理由だけではなく、自分の拙い英語や気持ちがどこまで通じるか?ということを試す面白さがあるからかもしれない。そして相手の応答を日本語に翻訳しようとするのではなく、リピートすることによって、英語のままで理解しようとしている自分を発見することも楽しい。もしかしたらこのような姿勢が茂木先生が仰る、言語としての英語が話せるということや、マインド・セット、英語的な発想ができるということに繋がるのかもしれない。2016/11/06
kubottar
17
日本語と英語は考え方がまず違う言語だから、日本のTOEIC対策のような人工的な文章を読むよりもネイティブ作家の書いた美文を読めとのこと。2017/09/07
なおじん
13
☆3 グローバルな視点を身に付ける為には、言葉(文法)だけではなく、英語圏の文化、考え方を理解する必要があるということでした。 個人的には、少しだけ腑に落ちていない部分が残っており、もう少し色々な意見(本)を吸収してみたいと感じています。2017/10/05