出版社内容情報
リーダーの役割とはなにか。「変えられないことを変える」ことだ。W杯目前のラグビー日本代表GMが行なった改革、リーダー像。
内容説明
ラグビーW杯開幕、W杯日本開催、東京五輪、世界との戦い…ラグビー界の未来へ向けた改革と哲学。
目次
第1章 目標を変える
第2章 変えることが難しいことを変える1
第3章 メンタリティーを変える
第4章 現実との距離を変える―日本ラグビーが抱いてきた神話
第5章 ラグビーのイメージを変える
第6章 日本の方向性を変える―エディー・ジョーンズが目指す攻撃的ラグビー
第7章 日本代表のアイデンティティーを変える
第8章 変えることが難しいことを変える2
終章 未来を変える―すべては2021年のために
著者等紹介
岩渕健輔[イワブチケンスケ]
1975年12月30日、東京都生まれ。小学生の時にラグビーをはじめ、青山学院大在学中に日本代表初選出。卒業後の1998年に神戸製鋼入社後にケンブリッジ大学に入学し、2000年にイングランドプレミアシップのサラセンズ入団。その後サニックスやフランスのコロミエ、7人制日本代表の選手兼コーチなどを経て、2009年に日本協会入り。2012年より日本代表のゼネラルマネージャーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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けんとまん1007
24
これがあったから、あのワールドカップの結果があったんだと思う。もちろん、それを受け入れた人たちや、それに答えた選手やスタッフ自身の能力も根底にはある。しかし、それを組み立てる方針・人がいないと、ここにまでは到達しない。これもまた、先を見越したワンステップに過ぎないのだろう。それにしても、なぜ、ラグビーはここまで人の魂を揺さぶるのだろうかと思う。他の競技にはないものが、ラグビーにはある。2016/03/13
KF
10
執筆時点は15年大会南ア戦の快挙の直前、SANZAR各国が日本をスーパーラグビーから追出し、19年W杯開催権をかっぱらおうとしていた時期。変えたからこそ南アに勝てた。勝てても予選プールで帰国となったので、もう一絞りして19年は決勝トーナメント。更にイングランド、アルゼンチンも変えてきたので23年はまた予選プールで帰国。27年に予選プール後に豪州に居残りたければ更にまたもう一絞り!
Motomi Kojima
10
日本で唯一GM制度が機能しているラクビー日本代表GM岩淵さんの本。子供の頃、正月に親戚で集まるとラクビーの早明戦を見た。国立競技場にも行き、熱気、人の多さ、熱気に圧倒された。ただJリーグが始まった後サッカーに心が移ってほぼ忘れていた。少しずつ日本が強さをとりもどしていく中でニュースがきになるようになりウェールズ戦を秩父宮に観に行きピッチが近い競技場でのゲームの迫力、スピードに魅了されヨーロッパの古豪に勝ったことに感動した。岩淵さんはどん底から一連の仕掛けをした人。戦略を作り一流の監督を呼び変化を起こした。2015/09/10
ざび
6
ワールドカップ前の勉強本。日本ラグビー協会のGMに就任して以降の話が詰まっている。エディ・ジョーンズのスーパーラグビー監督への引き抜きの話やスーパーラグビー参加への苦労など興味深い話が目白押し。イングランドラグビーWCでのJAPANの活躍を祈ります。2015/09/17
Hitoshi Hirata
5
ラグビー日本代表がW杯で南アフリカに勝った今、おそらく最も読む価値の高い一冊。 優れたスポーツマネジメントの本は、ほぼ例外なくビジネス・人生にも役立つ本だが、本書も間違いなくそれに当てはまるはず。 ラグビー日本代表GMの岩渕健輔氏の組織論・マネジメント論であり、チャレンジを重ねた勇気のノンフィクション。 こんなこと書いておきながらなんですが、先入観なく読んでも膝を打つこと必至の名著ですよ。2015/09/21
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