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報道ステーションは正義か不実か

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584124857
  • NDC分類 699.64
  • Cコード C0230

出版社内容情報

報道番組で日本一の視聴率を誇る番組で、いま何が起きているのか。古賀茂明氏の電波ジャック事件、官邸圧力問題、アベノミクス偏向報道事件、安保法制&沖縄問題……。騒動の知られざる裏側を暴露する。

内容説明

『報道ステーション』の特徴とは何か。それは「ニュースの中身を伝える以上に、ドラマがあればいい」ということ。このスタイルこそが日本人がもっとも望んでいるニュース番組の形態なのだ。難しい勉強の必要なニュースなど見たくない。見たいのはドラマ。それかバラエティ。情けないことだが、それが現実だ。ならばいっそのこと、ニュースもドラマかバラエティに仕立ててしまえ…。テレビの現場の表と裏を知り尽くした著者だからこそ書けた、ニュース番組の実情とは?

目次

第1章 すべてのニュースはプロレスである(放送テロの裏側で何があったか;能力不足だった古賀茂明氏 ほか)
第2章 報道ステーションの功罪(日本人にニュースはいらない;戦争さえもドラマに変える ほか)
第3章 自滅するテレビ局(50歳以上は現場から去れ;こうして局員は丸め込まれる ほか)
第4章 猛省せよ!安保報道(露呈された「民主主義」の歪み;安保法案とは何だったのか ほか)

著者等紹介

長谷川豊[ハセガワユタカ]
1975年、奈良県生まれ。フリーアナウンサー。立命館大学産業社会学部卒業後、1999年フジテレビ入社。G1レースをはじめとする競馬実況中継や朝の情報番組「情報プレゼンターとくダネ!」のリポーターとして活躍。2010年9月ニューヨーク支局に赴任。2013年4月1日、フジテレビを退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほじゅどー

12
★★★★オランダのティルブルグ大学の世界価値観調査。その中で新聞やテレビなどのメディアに対する信頼度を表すデータが公表されており、日本人のメディアリテラシーの無さが一目瞭然。大本営を鵜呑みにして疑わない国民。そんな日本の新聞社は記者クラブで政治家に飼い慣らされており、テレビ局は電波利権で政権の言いなりである。テレビ朝日の「報道ステーション」の反政権・反戦争も、実は八百長試合。ドラマ仕立てのニュース解説にバカな国民はコロッと騙される。政権はネトウヨも動員しているから、ネットの書き込みも9時5時という。2016/05/21

軍縮地球市民shinshin

10
フジのアナだった時はよく喋るなー、ぐらいの感想しか持っていなかったが、ひと騒動の後フリーになって、今は週に7本もレギュラーをもつ売れっ子になっているという。本書は「報道ステーション」の作り方などがわかって面白かった。ただ著者の安保法制や憲法に関する知識は非常に一面的。9条2項の成立過程をもっとよく勉強して欲しい。芦田修正とか知らないのかな?あと大坂城をずっと「大阪城」と書いている。現在建っている城を指すときは「大阪城」だが秀吉時代のことをいうならば「大坂城」だ。こういうのがいかにも民放のテレビマンらしい。2015/12/31

スプリント

7
いいことを書いているが文章が拙くて伝わらないだろうな、という感想です。フリーアナウンサーは実績のアピールが重要なのはわかりますが、伝え方がうまくない人ですね。2016/07/30

みじんこ

6
報ステを中心に、現代の日本のマスコミの組織や報道の在り方、著者の古巣であるフジテレビが低迷する理由なども批判的に書かれていた。古館氏の降板が決まったが、本書ではポスト古館についても少し触れられている。最初の古賀茂明氏の件は、自分もよく分かっていなかったので真相が知れてよかった。報ステの特徴などを説明されると、言われてみればそうだと思う点が多かった。今度から本書の内容を踏まえて見てみよう。4章の最後の報道とは、「情報を送り出し、視聴者に判断してもらう」ための物である、という指摘が特に的を射たものだと思った。2015/12/26

モビエイト

3
報道ステーションはニュースを分かりやすく取り上げながらも、極端な反自民という感じでした。古舘さんは言葉が上滑りして嘘っぽかったので殆ど見る事が無かったのです。ただ目の大きく美人な小川アナは田原さんとのコンビの時より好きだったですけどね。2016/05/02

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